気になる部分への解決アイテムから展開広がる
50ccや125ccの原付モデルから、Z900RSやHayabusaなど大型モデルまで、幅広い車種に対して多くのパーツを開発・販売してきたキジマ。同社にとって、主力のひとつとなったZ900RS/CAFE用パーツをとってみても、他のパーツメーカーともひと味異なる視点や発想からのパーツ群があり、それが支持されていることも分かる。それを踏まえて、’22年発売のZ650RSに対してのパーツ展開への姿勢が映し出されたのが、この車両と言えそうだ。
「’23年東京モーターサイクルショーの弊社ブースにもZ650RSのデモ車を展示しましたが、製品に関する多くのご質問をいただきました」とはキジマ・企画開発部の西澤さん。
そうした来場客は全体にビギナーや、長くバイクから離れていたリターンライダーが多いという印象。ライバル車に近い排気量で同じ並列2気筒のヤマハMT-07系や、V型2気筒のスズキSV650/Xが挙がるが、『やはりカワサキ!』とZ650RSを選ぶライダーは増えると考える。現在は車両の需要に供給が追いつかないようにも見えるが確実なニーズは存在し、この先伸び代のあるモデルと期待して、パーツラインナップを拡充している最中。その各種パーツ群が、この車両には装着されている。
ハードという部分では、そのビギナーやリターンライダーに安心を作るエンジンガード。キジマ製のそれは他モデルでも定評がある。
さらに、最近のモデルでまず気になる積載に対する答えとも言える、アシストキャリアやバッグサポート。アシストキャリアはその名の通り、車両を押し引きする際に車体リヤ側をホールドするアシストとしても有効だし、キャリア機能も言わずもがな。バッグサポートは、とくにモノサス車の、バッグの車体内側への引き込みを抑制してくれるという、これもありがたいパーツだ。ほかにも専用品としてのシーケンシャルTRウインカーやフェンダーレスキットも用意され、こうしたパーツ群でZ650RSのユーティリティはかなり上がる。もちろん、他のキジマパーツ同様にボルトオンなのも嬉しい。
写真で装着されるタクティカルサイドバッグやタクティカルシートバッグは、前述のアシストキャリアやバッグサポートとともに使える設定だし、これで日常の荷物から、ちょっと長めのツーリングにも違和感なく対応しそうだと分かる。
まさにちょっとした気になることを解決するお助けパーツ。ここを起点にして、ニーズに応じた、あるいは新しい提案を込めた多彩なパーツ群が今後もキジマから登場してくるはず。まずは、このラインナップで安心を手に入れてもよさそうだ。
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Detailed Description 詳細説明
エンジンガード マットブラック Z650RS 22Y-は、スチール製3ピース構造で違和感なく車体にマッチするコンパクト設計。万一の転倒時もライダーと愛車をダメージから保護するプロテクト性はキジマのお家芸と言えるもの。価格は2万9700円。
写真のようにヘッドライト下にカワサキ純正エンブレムを装着できるエンブレムステーKAWASAKIエンブレム用 Z650RS 22Y- は3850円。純正エンブレム44033-1054(小/メッキ)あるいは44033-1084(大/ブラック)は別途、ユーザー側で用意する。
ツーリング時のナビ使用に必須のテックマウントTグリッパー5GハンドルマウントKITは8580円、ハイドル左に見えるUSBポートキット(USB-A、タイプC各用あり)は6380円。
キジマの定番アイテム、フェンダーレスキットもZ650RS用に設定(フェンダーレスKIT Z650RS 22y- ブラック)。1万6500円、本体はスチール製でLEDライセンスランプ、リフレクター、マッドガード(下側に伸びたパーツ)にライセンスハーネス付属。ウインカーは純正品が移設できる。
キジマのツーリングブランド、K3のタクティカルシートバッグTC07は2泊以上のツーリングに便利な本体50〜70リットル対応の大型仕様で2万9920円。16リットル/1個のタクティカルサイドバッグTC04は1万2100円で販売中。
大型バッグの積載に対応するアシストリアキャリア ブラックは2万2000円。上面はフラットで、左右パートは取り回しの際に重宝するアシストグリップとなる。
サイドバッグ巻き込み防止用のバッグサポート Z650RS 左右セット マットブラックはスチール製で1万3200円。純正グラブバーとの併用も可能だ。
本体&シャフトはエッジの効いたダイキャスト製。リアルカーボンシートが高級感を醸す、新製品のTECH11ミラー・オーバルエッジ。ショート&ロングシャフトから好みでチョイスできる車検対応品。価格は1本1万2100円となっている。