文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、島村栄二
カワサキ「W230」各部装備・ディテール解説

フォークブーツとブラック仕上げの正立フォークはメグロS1と同様。ヘッドライトは丸目LEDで、フェンダーはスチールだ。

エンジンはメグロS1と同様の空冷シングル。丸いケースカバーや、シリンダー部をブラックとしているところも同じだ。

足まわりは基本的にメグロS1と同様。フロントはディスクブレーキで、タイヤはIRCのGS-19、サイズは90/90-18だ。

キャブトンマフラーにワイヤースポークホイール、2本ショックというリアの構成もメグロS1と同様。タイヤサイズは110/90-17。

ホワイトにブラックのグラフィックをあしらったタンクは快活なイメージにまとめられたもの。発売時のカラーバリエーションにも期待したい。

メーターはグレーとブラックの文字盤を採用したアナログ2眼式。スピードメーターの下には「W」のロゴがあしらわれている。

Wファミリーらしく、タンク上のバッジはW800などと同様の立体タイプ。メグロとはまた違った、質感の高いアイテムだ。

シートはワディングの入ったホワイトとブラックの2トーンで、ボディカラーによくマッチしたもの。座り心地も良さそうだ。

スクエアで大きめなテールランプと、クラシカルな丸形ウインカーはともに電球タイプ。シンプルでオーソドックスな構成だ。

太田安治のファースト・インプレッション
エストレヤの後継となるモデルらしく、柔らかな曲面でまとめられた車体デザインが目を惹く。シンプルな構成だけにカスタムを楽しむ絶好の素材にもなるだろう。個人的にはKLX230系エンジンの特性をエストレヤの魅力だった牧歌的な味わいに寄せたのか、現代的で快活なフィーリングに舵を切ったのか、大いに気になる。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、島村栄二