まとめ:オートバイ編集部
ホンダ「CB1000 ホーネット」特徴

Honda CB1000 HORNET
海外仕様
総排気量:999cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
国内販売予定
シャープなフォルムのストリートファイター
リッタークラスのスポーツネイキッドにこれまでホンダがラインアップしてきたのがCB1000R。「ネオスポーツカフェ」シリーズのフラッグシップで、CBR1000RR系のエンジンをモノバックボーンフレームに搭載するスタイリッシュなモデルだが、デビューから年数が経っていることもあり、次世代モデルとしてホンダがEICMA2023で登場させたのがCB1000ホーネットだ。
CB750ホーネットに続く新生ホーネットシリーズの2作目となるこの1000、スタイリングは一転してシャープで直線的なものとなった。ヘッドライトはこれまでの丸目1眼からツリ目の異形2眼となり、テールカウルも尖った直線的なデザイン。これまでのカフェスタイルから、欧州で人気の高いストリートファイター方向に舵を切っている。ボディカラーはシルバー、レッド、ホワイトの3色だ。
ツインスパーフレームにSC77エンジンを搭載!
CB1000ホーネットはスタイリングだけでなく、メカニズムも一新している。敏感な人ならまず目につくのがリアのスイングアーム。CB1000Rで採用していたプロアームを廃し、オーソドックスな角形の両持ちアルミスイングアームとし、メインフレームもモノバックボーンからスチール製のツインスパーへと変更。スポーツバイクの王道ともいえる構成へと変わっている。
エンジンはSC77と呼ばれる2017年型のCBR1000RRをベースとするユニットに変更。現時点で詳細なスペックは未公表だが、パワーは150PSと発表されているので、前モデルより5PSアップになる。車重は未公表だが、CB1000Rよりも軽くなっていることも予想され、パフォーマンスにも期待がかかる。国内導入することは発表済みなので、価格にも期待したいところだ。
ホンダ「CB1000 ホーネット」各部装備・ディテール解説

全体的にシャープな面構成ながらボリューム感のあるボディライン。奇をてらわないデザインだけに、日常使いでも飽きの来ない一台と言える。

欧州のスポーツトレンドを押さえた、ストリートファイタースタイルだが、シュラウドは控えめにして過激さをほどよく抑えている。

スチールフレーム採用や共用部品の巧みな利用など、コストを抑えたであろう造りも光る。価格面でも期待できるかも?
ボリュームあるタンクからシートでいったん絞り込まれ、鋭く尖ったテールカウルへと流れる、抑揚の効いたフォルムが良く分かる。

エンジンは2017年型のCBR1000RR譲り。もともとは197PSのユニットだけに、どのようなフィーリングになっているかにも注目だ。

マフラーはシンプルなつや消しブラック仕上げ。サイレンサーも武骨な多角形断面形状で、ルックスより性能を重視した印象。

フロントフォークは41mm径のSFF-BPで、コンプレッションとリバウンドが調整可能。ブレーキキャリパーはニッシンのラジアルマウント。

リアタイヤは前モデルから1サイズ細くなった180/55ZR17で、軽快なフットワークに期待。装着タイヤはBSのバトラックスS22。

ヘッドライトはプロジェクタータイプのLEDを2眼で装備。その上に眉毛のように付いているのはデイタイムランニングライトだ。

メーターユニットの四角い筐体が良く分かる。メーターは5インチカラーTFTを採用し、3つのライディングモードを備えている。

ホーネットはもともとグラマラスなボディラインが特徴。その伝統は生きているようで、タンクからテールにかけて絶妙な曲線を描く。

シート座面はライダーの着座位置を低くしてあり、前端も絞られているので、足つき性に関しては想像よりも良さそうだ。

テールランプはCB500シリーズのものに似たコンパクトなレンズ形状のLED。LEDウインカーはナンバーステー横にレイアウトされる。
ホンダ「CB1000 ホーネット」動画・写真
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