文:中村友彦/写真:徳永 茂
アクティブ『153ガレージ』GB350 S CUSTOM 各部カスタムパーツ解説
サイドフォルム
153ガレージのGB350Sカスタムの開発は、かつてカフェレーサーの三種の神器と呼ばれていた、セパハン/バックステップ/シングルシート(カバー)を装着することからスタート。フロントフォーク用のプリロードアジャスターや削り出しのSTFレバー、振動を軽減し疲労対策になるエラストマー素材のグリップラバーも装備。
トップブリッジ&ハンドルまわり
上面がフラットなトップブリッジ&セパレートハンドル(タレ角は3度で、絞り角は116度)キットには、ショートタイプのワイヤーとブレーキホースやメーターステーが付属している。
スキッドプレート&パフォーマンスダンパー
エンジン下部前方にはアルミ製スキッドプレートを装備。フレームに発生する共振を適度に抑制することで、ハンドリングや乗り心地の向上、振動の低減などが実現できるパフォーマンスダンパーは、もともとはヤマハが開発したユニット。アクティブはさまざまなメーカー、車種にこのダンパーを装着するためのキットを開発・販売している。
バックステップ
アルミ削り出しのバックステップは抜群のグリップ感とホールド感を実現するもの。シンプルさを重視した結果、タンデムステップとブラケットは省略され、ポジション可変機構はあえて導入していない。純正に対して、ステップバー位置は48.6mmバック/46.6mmアップ。リアブレーキホースとスイッチは、純正をそのまま使用できる。
シート&テールまわり
クラシカルなデザインのシングルシートカバーとリアフェンダーレスキットを装着することで、テール周辺の印象は一変する。プリロード/伸び側ダンパー/車高の各調整機能を備えるハイパープロのリアショック、そしてフロントフォークスプリングは単体での販売も行うが、前後セットのストリートボックスとして購入したほうがお買い得だ。
フロント&リア足まわり
2.75×18/4.00×18のアルミ鍛造ホイールは、ゲイルスピード・タイプN。2ピース削り出しボディのフロントブレーキキャリパーもゲイルスピードブランドで、ブレーキホースはACパフォーマンス製。前後18インチのタイヤはツーリング向きのブリヂストンT32で、フロントは1サイズアップの110mm幅、リアは1サイズダウンの140mm幅を履く。
文:中村友彦/写真:徳永 茂