誕生100周年という輝かしい年に登場が予定されているメグロS1は、かつて「ジュニア」の名で人気を博した250ccモデルのDNAを受け継ぐ優美なロードスター。特徴的なタンクや各部の仕上げに、老舗ブランドならではの美学と矜持が詰まっている。
空冷シングルらしく、車体はスリム。車格的にはエストレヤに近く、ブラックに塗装されたフレームの構成も似通っている。
ヘッドライトはシルバーのリングをあしらったケースのLEDで、カワサキの既存モデルだとZ650のものに似ている。ウインカーは電球タイプ。
メーターはアナログ2連。文字盤のセンター部分をホワイトとし、スピードメーターの下部には「メグロ」ロゴをあしらっている。
メグロ車の伝統を感じさせるクラシカルなタンクは先に登場したK3のような銀鏡塗装ではなく、メッキとブラック塗装の組み合わせ。
かつてのものと同じデザインの、メグロのタンクバッジ。型押しをしたアルミプレートに細やかな塗装を施した、丁寧な仕上げが特徴だ。
エンジンはKLX230系の空冷SOHCシングルで、令和2年排出ガス規制に適合したもの。クランクケースカバーは丸みを帯びたタイプ。
クラシックモデルらしく、マフラーはキャブトンタイプと呼ばれる、後端を絞り込んだデザインのものを採用。サウンドにも期待は高まる。
フロントブレーキはディスク。装着タイヤはIRC製で、フロントタイヤのサイズはエストレヤと同じ90/90-18。フォークは正立だ。
リアサスは2本ショック。撮影車の装着タイヤはIRC製のGS-19で、リアタイヤサイズはエストレヤと同じ110/90-17。
シートはブラック表皮にホワイトのパイピングを施した高級感あるもの。シート形状はかつてのエストレヤを思わせるもの。
テールランプとウインカーはクラシカル、かつオーソドックスな構成。ちなみにどちらもLEDではなく電球タイプとなっている。
文:オートバイ編集部/写真:鶴身 健
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