文:オートバイ編集部/写真:鶴身 健
カワサキ「W230」各部装備・ディテール解説

全体のスタイリングイメージは、2017年まで国内でも販売されていたエストレヤの流れを汲んだもの。上品でクラシカルな仕上がりだ。

スリムでコンパクトなボディはシングルエンジン車ならではの魅力。シートも低めで足つき性にも優れ、取り回しもしやすそうだ。

メッキリングと、その周囲にポジションランプを配したLEDヘッドライトはZ650RSなどと似たパーツで、メグロS1と共通のアイテム

グレーとブラックの文字盤を採用したアナログ2眼メーター。こちらはスピードメーター下に「W」ロゴがあしらわれている。

ホワイトにブラックのグラフィックを採用したタンクはクラシックロードスターらしい、丸みを帯びた優美なデザインを採用。

カワサキの由緒正しきブランドであるWシリーズをアピールする「W」のロゴバッジ。クラシックモデルに似合う、丁寧な仕上げだ。

エンジンはメグロS1と同じ、233ccの空冷SOHCシングル。トレールモデルのKLX230系のユニットで、外観はS1とまったく同じ。

サイレンサーは後端を絞った、いわゆるキャブトン仕様。シングルエンジンならではの歯切れのいいサウンドに期待したい。

フロントホイールには18インチを採用。正立フォークに2ポットキャリパーと、足まわりは極めてオーソドックスな構成だ。

リアサスペンションはコンベンショナルな2本ショック。ショックユニットはプリロード調整が可能で、メグロS1と共通のようだ。

ボディカラーによくマッチしたシートはワディングの入ったホワイトとブラックの2トーンで、座り心地も良さそうだ。

大きくスクエアなテールランプと、クラシカルな丸形ウインカーはともに電球タイプ。シンプルでオーソドックスな組み合わせだ。
文:オートバイ編集部/写真:鶴身 健