カワサキ期待のニューモデルであるW230。同時に発表されたメグロS1と主要コンポーネントを共有する兄弟車になるが、こちらはカジュアルに楽しめるロードスターというキャラクターだ。
文:オートバイ編集部/写真:鶴身 健
文:オートバイ編集部/写真:鶴身 健
カワサキ「W230」特徴
Wシリーズの一員らしい流麗なフォルムが魅力!
カワサキ自慢の歴史あるクラシックロードスター、Wシリーズに新たに加わる弟分が2023年10月のジャパンモビリティショーで、メグロS1と同時に公開されたW230。
かつて2017年まで国内で販売されていたクラシックロードスターのエストレヤは、国内販売が終了した後も「W250」のネーミングで海外で販売されていたが、今回登場したW230は、それに続く空冷シングルエンジンを搭載する「W」ということになる。
見ての通り、このW230は先に紹介したメグロS1の兄弟モデルで、エンジンはジャパンモビリティショーで同時公開されたフルサイズトレール、KLX230系の空冷のSOHCシングル。これをエストレヤの流れを汲むスリムな車体に搭載する。
外観はほぼメグロS1と同様のフォルムで、各部のパーツ構成もメグロS1に近いものだが、こちらは「W」バッジをあしらったタンクを採用、メーターやシートなどの仕様もメグロとは異なる専用デザインとされており、巧みに差別化が図られている。こちらも国内導入は2024年秋と発表されているので、今後の展開に注目したいところだ。