文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ヤマハ「XSR125 ABS」各部装備・ディテール解説

クラシカルなヘッドライトは丸型のLED。ポジションも同じくLEDだが、ウインカーはクリアレンズの電球タイプを採用している。

反転表示液晶を採用するメーター。スピードをセンターに置き、ギアポジション表示やバーグラフ式タコメーターも表示する。

ハンドルグリップや、スイッチ類は操作性の高いシンプルな作り。125クラスとは言え、ひとクラス上のモデルと比較しても決して見劣りすることはない。

グリップやクラッチレバー、スイッチボックス含め、MT-125と共通。必要なものが使いやすい位置に配置され、操作もシンプルなので初心者でもすぐに馴染むはずだ。

「FASTER SONS」コンセプトによるスタイリングは、兄貴分のXSR700の流れを汲んだもの。堂々たるフルサイズの伸びやかなフォルムも魅力的だ。

欧州のA1ライセンス上限の11kW(15PS)を発揮するエンジン。可変バルブタイミング機構のVVAを搭載、最大トルクは12N・m/8000rpmを発揮する。

エキゾーストパイプに三元触媒を搭載した3段膨張マフラー。プロテクターにはパンチホールをデザインし、XSRらしいレトロなスタイリングだ。

Φ37mmの倒立フォークを採用、キャリパーは2ポット。装着タイヤはIRC製のブロックパターンオンロードタイヤ、トレールウイナー。

Y字5本スポークのアルミキャストホイールは専用設計で、フロント110/70-17、リア140/70-17の純正指定タイヤはIRCトレールウィナー。

フレームはスチール製のツインチューブ、サスペンションはモノショックタイプを搭載。ベースがMT-125であることを示している。

ステップは角度も位置もゆったりとした設定。着座位置からの距離が確保されているので膝への負担も少なく、街乗り向きの楽なポジション。

シートはタックロールの入ったデザイン。表皮の色をボディカラーによって変えており、このブルーにはブラウンを使用している。

小ぶりで丸形のテールランプはLEDを採用している。XSRファミリーにふさわしいレトロなデザイン。リアウインカーは電球タイプだ。
ヤマハ「XSR125 ABS」主なスペック・乗車定員・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2030×805×1075mm |
ホイールベース | 1325mm |
最低地上高 | 170mm |
シート高 | 810mm |
車両重量 | 137kg |
エンジン形式 | 水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 124cc |
ボア×ストローク | 52.0×58.7mm |
圧縮比 | 11.2 |
最高出力 | 11kW(15PS)/10000rpm |
最大トルク | 12N・m(1.2kgf・m)/8000rpm |
燃料タンク容量 | 10L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25°30′ |
トレール量 | 88mm |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-17M/C(54S)・140/70-17M/C(66S) |
乗車定員 | 2名 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 49.4km/L(クラス2・サブクラス2-2)1名乗車時 |
製造国 | インドネシア |
メーカー希望小売価格 | 50万6000円(消費税10%込) |
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸