MT-09の上級グレード「SP」が2024年7月に発売された。前後フルアジャスタブルサス、オーリンズ製リアショック、ブレンボ製キャリパーにシリーズ初のスマートキーも標準装備して、機能性もパフォーマンスも大きく高めた注目の一台だ!
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

ヤマハ「MT-09 SP」ライディングポジション・足つき性

シート高:825mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

画像1: ヤマハ「MT-09 SP」ライディングポジション・足つき性

ストリートファイター的なアップライトなライポジ。ホールドはしやすく、下半身を上手く固定できる。軽いので取り回しやすく、シート高825mmだが車体、シートのスリムさで足つき性は思いのほかいい。

画像2: ヤマハ「MT-09 SP」ライディングポジション・足つき性

ヤマハ「MT-09 SP」各部装備・ディテール解説

画像: 小型のLEDヘッドライトとポジションランプで独特の顔つきを演出。SPのボディカラーは専用の「ブルーイッシュホワイトメタリック2(シルバー)」、この1色のみの設定となる。

小型のLEDヘッドライトとポジションランプで独特の顔つきを演出。SPのボディカラーは専用の「ブルーイッシュホワイトメタリック2(シルバー)」、この1色のみの設定となる。

画像: 5インチのカラーTFTメーターは5種類の表示モードを用意。ライディングモードも通常の5種類に加え、サーキット走行用の「TRACK」が選べる。

5インチのカラーTFTメーターは5種類の表示モードを用意。ライディングモードも通常の5種類に加え、サーキット走行用の「TRACK」が選べる。

画像: SP専用装備としてスマートキーシステムを採用。燃料タンクキャップのロック/解除もこのシステムで行なえ、利便性を高めている。

SP専用装備としてスマートキーシステムを採用。燃料タンクキャップのロック/解除もこのシステムで行なえ、利便性を高めている。

画像: 「軽量・スリム・コンパクト」にこだわり抜いた888ccのCP3ユニット。120PSのパワーと9.5kgf・mのトルクで豪快なパフォーマンスを実現。

「軽量・スリム・コンパクト」にこだわり抜いた888ccのCP3ユニット。120PSのパワーと9.5kgf・mのトルクで豪快なパフォーマンスを実現。

画像: KYB製フロントサスペンションはインナーチューブにDLCコーティングを施したフルアジャスタブルで、MT-09SP専用品。

KYB製フロントサスペンションはインナーチューブにDLCコーティングを施したフルアジャスタブルで、MT-09SP専用品。

画像: プリロードと左右それぞれ伸圧減衰調整機構を備えるフルアジャスタブルで、圧側は高速・低速を個別に変更でき、より細かいセッティングが可能。

プリロードと左右それぞれ伸圧減衰調整機構を備えるフルアジャスタブルで、圧側は高速・低速を個別に変更でき、より細かいセッティングが可能。

画像: ブレーキキャリパーにはブレンボ製のモノブロック「Stylema」を採用。スタンダードより大径のピストンで高い制動力を発揮する。

ブレーキキャリパーにはブレンボ製のモノブロック「Stylema」を採用。スタンダードより大径のピストンで高い制動力を発揮する。

画像: スイングアームはアルミ素地を活かしたシルバー仕上げ。ホイールはヤマハ独自のスピンフォージドホイールで、タイヤはブリヂストン製のS23を履く。

スイングアームはアルミ素地を活かしたシルバー仕上げ。ホイールはヤマハ独自のスピンフォージドホイールで、タイヤはブリヂストン製のS23を履く。

画像: リアショックはオーリンズ製のリモート調整式プリロードを備えたフルアジャスタブル。伸側30段、圧側20段という細かな減衰力調整が可能。

リアショックはオーリンズ製のリモート調整式プリロードを備えたフルアジャスタブル。伸側30段、圧側20段という細かな減衰力調整が可能。

画像: シート形状はスタンダードと同様で、シート前端を絞り込んだホールド性に優れた形状。シート高もスタンダードと同様の825mmだ。

シート形状はスタンダードと同様で、シート前端を絞り込んだホールド性に優れた形状。シート高もスタンダードと同様の825mmだ。

画像: 試乗車はワイズギア製の堅牢なリアキャリアベース(2万2000円)とトランクマウントプレート(1万8900円)を装着していた。

試乗車はワイズギア製の堅牢なリアキャリアベース(2万2000円)とトランクマウントプレート(1万8900円)を装着していた。

ヤマハ「MT-09 SP」主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高2090×820×1145mm
ホイールベース1430mm
最低地上高140mm
シート高825mm
車両重量194kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量888cc
ボア×ストローク78.0×62.0mm
圧縮比11.5
最高出力88kW(120PS)/10000rpm
最大トルク93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量14L(無鉛プレミアムガソリン指定)
変速機形式6速リターン
キャスター角24°40′
トレール量108mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17(58W)・180/55ZR17(73W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
燃料消費率 WMTCモード値21.1km/L(クラス3・サブクラス3-2)1名乗車時
製造国日本
メーカー希望小売価格144万1000円(消費税10%込)

文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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