750ccにあって400ccにないもの。それは堂々とした車格と余裕の走り、そして4気筒エンジン。1974年に発売されたホンダCB400FOURも生産中止となった後、少年たちの4気筒待望の夢をかなえたのが、このZ400FXだった。また、400cc・4気筒エンジンでDOHCを採用するなど、ハイメカも魅力のひとつだった。
文:バイカーズステーション編集部/写真:平野輝幸
※この記事はモーターマガジンムック『空冷Z伝 完全版』に掲載した記事を一部編集し転載しています。

カワサキ「Z400FX」歴代(関連)モデル

Z400(Z400B1)1976年4月

画像: カラーリングをチェンジして車名も400RSからZ400に変更。エンジンはSOHC2気筒を搭載。12月には1PS/0.2kgf・mアップし、電装系を改良した1977年型(D3)にチェンジ。

カラーリングをチェンジして車名も400RSからZ400に変更。エンジンはSOHC2気筒を搭載。12月には1PS/0.2kgf・mアップし、電装系を改良した1977年型(D3)にチェンジ。

Z400(Z400B2)1978年3月

画像: 燃料タンクを流麗な形状に変更し、Z2風シートカウルを装備。エンジンもブラック塗装され、6速ミッションや負圧式燃料コックなどを採用。エンジンはSOHC2気筒を継承。

燃料タンクを流麗な形状に変更し、Z2風シートカウルを装備。エンジンもブラック塗装され、6速ミッションや負圧式燃料コックなどを採用。エンジンはSOHC2気筒を継承。

Z400FX(Z400E1)1979年4月

画像: CB400FOURが1977年に姿を消して以来、400cc 4気筒を望む声は根強くあったが、そのニーズに応えたのがZ400FX。直線基調の大柄なボディにクラス唯一のDOHCマルチの搭載で空前のヒットとなった。43PSを発揮するエンジン特性は、素直なハンドリング特性との相性も良く、市街地からワインディングまで走りを楽しめた。

CB400FOURが1977年に姿を消して以来、400cc 4気筒を望む声は根強くあったが、そのニーズに応えたのがZ400FX。直線基調の大柄なボディにクラス唯一のDOHCマルチの搭載で空前のヒットとなった。43PSを発揮するエンジン特性は、素直なハンドリング特性との相性も良く、市街地からワインディングまで走りを楽しめた。

Z400FX(Z400E2)1980年3月

画像: 直線基調のラインにDOHC2バルブ4気筒を搭載したFXの2代目。カラー変更やライト下へのKawasakiエンブレムの装着で、質感を向上。

直線基調のラインにDOHC2バルブ4気筒を搭載したFXの2代目。カラー変更やライト下へのKawasakiエンブレムの装着で、質感を向上。

Z400FX(Z400E3)1980年10月

画像: 型式がE3型となり、グラフィックを変更。また新たにヘルメットホルダーが新設され、サイドリフレクターが廃止されている。

型式がE3型となり、グラフィックを変更。また新たにヘルメットホルダーが新設され、サイドリフレクターが廃止されている。

Z400FX(Z400E4)1981年10月

画像: 当時の400ccではまだまだ珍しい4気筒エンジンを搭載しており、しかも走り・スタイル共に極めてスポーティなことで人気だったZ400FX。フルトランジスタ点火やフロントセミエアサス、チューブレスタイヤなど充実の装備が与えられ、歴代モデルの中でも人気が高いのがこのE4型だ。

当時の400ccではまだまだ珍しい4気筒エンジンを搭載しており、しかも走り・スタイル共に極めてスポーティなことで人気だったZ400FX。フルトランジスタ点火やフロントセミエアサス、チューブレスタイヤなど充実の装備が与えられ、歴代モデルの中でも人気が高いのがこのE4型だ。

Z400FX(Z400E4)1982年1月

1981年10月モデルのE4型をベースにした特別仕様車。カワサキ系販売店で500台が限定発売された通称グランプリ仕様。

Z400FX(Z400E4B)1982年12月

画像: Z400GPの登場により生産中止となったFXだが、ユーザーの熱い要望により再生産。グラフィックとサイドカバーエンブレムが異なる。

Z400GPの登場により生産中止となったFXだが、ユーザーの熱い要望により再生産。グラフィックとサイドカバーエンブレムが異なる。

Z550FX 1980年8月

画像: 輸出用550モデルを国内販売したもので、400の車体に余裕のパワーが魅力。輸出仕様はリアドラムだが、国内仕様はディスクを装備。

輸出用550モデルを国内販売したもので、400の車体に余裕のパワーが魅力。輸出仕様はリアドラムだが、国内仕様はディスクを装備。

文:バイカーズステーション編集部/写真:平野輝幸
※この記事はモーターマガジンムック『空冷Z伝 完全版』に掲載した記事を一部編集し転載しています。

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