ホンダ「NT1100」2025年モデル・欧州仕様車の特徴
装備はアップデート、スタイリングも変更、ES仕様車が新登場
2022年に販売開始されたホンダの大型スポーツツアラー「NT1100」。CRF1100Lアフリカツインと同系統の1084cc・水冷SOHC並列2気筒エンジンを搭載し、前後17インチホイールを採用している。オンロードでの長距離走行時の快適性に特化したモデルだ。
欧州ではデビューから1万2000台以上が販売されており、2023年にはもっとも人気のあるスポーツツアラーとなった。
2025年モデルは外観・装備ともにアップデートが図られている。エンジンは最高出力を損なうことなく、低中速域のトルクを7%アップ。電子制御面は、従来から充実していたが、さらにコーナリングABSとリアリフトコントロールも追加された。
スタイリング面における変更点も多い。ヘッドライトやウインカー、可動式スクリーン、カウル、シートは新たなものになっている。さらに欧州では標準装備となるパニアケースの容量も拡大された。
そして新たに「NT1100 エレクトリック サスペンション」をラインナップ。ショーワ製の電子制御サスペンション“EERA”を備えた、いわゆるES仕様車だ。
欧州市場では、スタンダードモデルとなるマニュアルトランスミッション車のほか、DCT仕様車、DCT ES仕様車の3機種が設定されている。ボディカラーはそれぞれ「マットウォームアッシュメタリック」「ガンメタルブラックメタリック」「パールホークアイブルー」の3色が用意された。
日本国内モデルに関しては未発表。国内では現状DCT仕様車のみの設定となっているが、今回のモデルチェンジを機を、DCT ES仕様車が追加されることは大いに期待できそうだ。
ホンダ「NT1100」2025年モデル・欧州仕様車のカラーバリエーション
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ホンダ「NT1100」2025年モデル・欧州仕様車の動画・写真
ホンダ「NT1100」2025年モデル・欧州仕様車の主なスペック・最高速度
全長×全幅×全高 | 2240×860×1340mm |
ホイールベース | 1535mm |
最低地上高 | 175mm |
シート高 | 820mm |
車両重量 | 238kg《248》【249】+12kgのパニアケース |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 1084cc |
ボア×ストローク | 92×81.5mm |
圧縮比 | 10.5 |
最高出力 | 75.0kW/7500rpm |
最大トルク | 112N・m/5500rpm |
燃料タンク容量 | 20.4L |
変速機形式 | 6速リターン【《6速DCT》】 |
キャスター角 | 26.5° |
トレール量 | 108mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmダブルディスク・Φ310mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17(58W)・180/55ZR17(73W) |
最高速度 | 200km/h |
まとめ:西野鉄兵