まとめ:オートバイ編集部
ヤマハ新型「YZF-R3」特徴
オールラウンドに使えるユーティリティは健在!
街乗りからワインディング、ツーリングまでオールラウンドにこなせる「毎日乗れるスーパーバイク」として人気を博してきたYZF-R3。前傾のきつくないライディングポジションや、扱いやすいパワーなどもあいまって、弟分のR25ともども国内で幅広い層のライダーに愛されてきたモデルだ。
そのYZF-R3がモデルチェンジを果たした。従来型の登場は2019年。人気のロングセラーではあったが、そのスタイリングは進化を続けるライバルたちに対してやや古さを感じさせる部分もあり、大幅な刷新に期待が高まっていたが、今回その声に応えるかたちで大幅な刷新が行われた。
注目はやはりそのスタイリングだろう。先に紹介したYZF-Rシリーズの新世代モデル、YZF-R9のデザイントレンドを継承したシャープな外装デザインを採用し、イメージを大きく変えている。R3は国内でも市販されているモデルなので、国内仕様の登場も確実だろう。弟分のR25も同様のスタイルになりそうだ。
空力性能を向上させる一方で扱いやすさは健在
新型YZF-R3のスタイリングは非常にインパクトのがあるデザインとなっているが、中でもひときわ目立っているのはフロントセクションだろう。YZF-R7、そして今回発表されたR9に続いて、独創的な「モノアイ」を採用。センターのM字型ダクト内にLEDプロジェクターヘッドライトをビルトイン、その左右には細長のLEDポジションランプを片側2本ずつレイアウトして、最新のフルカウルスポーツらしいシャープな表情を演出している。
そして、今回のハイライトのひとつが「ウイングレット」の採用。フロントカウル下部の絞り込み部分に配置され、走行風の整流に貢献。そのほかにもサイドカウル下部に整流ウイングも備え、テールカウルはR7やR9などと同様のウイング形状としており、空力性能は大きく進化しているようだ。
一方で、サイズやディメンション的には従来型のR3を基本的に継承。フルカウルスポーツながら高めにセットされたハンドルも踏襲しており、持ち前の魅力であった、ビギナーにも安心して扱える敷居の低さはそのまま活かされている。
パワースペックは変えず排ガス規制ユーロ5+にも対応!
外装デザインを一新した新型YZF-R3だが、メカニズムの基本的な部分に関しては、これまでのものを継承しながら、細やかな改良を加えている。321ccのDOHCツインユニットは最高出力42PSと従来通りのスペックだが、欧州の排出ガス規制、ユーロ5+に対応。加えて今回からアシスト&スリッパークラッチを標準採用。急激なシフトダウン時の車体挙動を安定させてくれるほか、クラッチレバーの操作もより軽いものとなり、扱いやすさの向上に貢献している。
スチールダイヤモンドフレームにΦ37mm倒立フォーク、リアのモノクロスサスペンションといった車体構成は従来通りとなっていて、持ち前の軽快な走りも健在のようだ。
ヤマハ新型「YZF-R3」スタイリング解説
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