まとめ:オートバイ編集部
ヤマハ「MT-07」「MT-07 Y-AMT」欧州仕様・2025年モデルの注目ポイント

変わったのは顔つきだけではなく、実はフレームまで新作した気合いの入れよう。

通常であれば4.5kgほどの重量増となるところを、スピンフォージドホイールの導入やボディパーツの軽量化などにより、従来型より1kgの軽量化に成功。

ヘッドライトは中央にある、超小型のバイファンクショナルLEDヘッドライトで、これはMT-09やXSR900GPなどと同タイプ。

前モデルでもメーターは5インチのカラーTFTだったが、Y-AMT車の登場に合わせて表示内容を一新。ライディングモードは3種類。

今回から電子制御スロットル・YCC-Tを導入。ライディングモードも装備し、内容は前モデルより大きく充実したものとなった。

スイッチボックスもあわせて新デザインのものが採用された。Y-AMT車にはクルーズコントロールも標準装備される。

Y-AMTのMTモードは、MT-09と同様にライダーが左スイッチボックスのシーソースイッチを使って変速を行なう仕組み。

タンクカバーにスリットを開け、ライダーに心地いいサウンドを聞かせるためのチューニングを実施。ヤマハ車らしいアイデアだ。

エンジンは排気系やエアクリーナーボックスを見直し、最高出力こそ従来型と変わっていないが、サウンドがより官能的になった。

2つのアクチュエーターでクラッチワークと変速を行なうY-AMTはMT-09と同様。通常のシフトレバーを持たないのもMT-09と同じ。

フロントフォークは待望のΦ41mm倒立を採用。トリプルクランプにはアルミ製のものを採用するなど、軽量化も入念に行われた。

前後ホイールはヤマハ自慢のスピンフォージド製法によるもの。鍛造並みの強度を確保しつつ、前後合わせて480gもの軽量化を実現。
ヤマハ「MT-07」「MT-07 Y-AMT」欧州仕様・2025年モデルの動画・写真
2025 Yamaha MT-07: Dawn of a New Darkness|Yamaha Motor Europe - YouTube
www.youtube.comヤマハ「MT-07」「MT-07 Y-AMT」欧州仕様・2025年モデルの主なスペック
全長×全幅×全高 | 2065×780×1110mm |
ホイールベース | 1395mm |
最低地上高 | 150mm |
シート高 | 805mm |
車両重量 | 183kg(Y-AMTは186kg) |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 689cc |
ボア×ストローク | 80.0×68.6mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 73.4PS/8750rpm |
最大トルク | 6.9kg-m/6500rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24°20′ |
トレール量 | 93mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ298mmダブルディスク・Φ245mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
まとめ:オートバイ編集部