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ホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000ホーネットSP」の特徴
新たな1000cc4気筒ネイキッドがついにデビュー、「SP」はパワーも異なる!
2024年春のモーターサイクルショーで国内初公開された「CB1000ホーネット」がいよいよ発売される。スタンダードモデルとともに、欧州で2024年10月に発表された「CB1000ホーネットSP」の同時デビューも決定した。
個性的なデュアルLEDヘッドライトを装備。ホーネットシリーズの伝統ともいえる張り出した燃料タンク、そこからリアまわりへのボディラインはシャープな造形。外観からスポーツ性能の高さをうかがえる。
ツインスパーフレームに搭載されるエンジンは、2017年型CBR1000RRのものをベースとした999cc・水冷DOHC4バルブ並列4気筒。新開発のダイキャスト製ピストンを採用。バルブタイミングおよびバルブリフト量の最適化が図られた。トランスミッションとファイナルギアレシオには専用セッティングが施され、低中速域のトルク特性と出力特性を高いレベルでバランスを図ったパワーユニットを目指したという。
「CB1000ホーネットSP」は、マフラー内部に可変排気バルブを配置。エンジン回転数に応じてバルブ開度をECUで制御して、排気ガスの圧力を最適化することで、低回転域のより力強いトルク特性と高回転域の出力向上が図られた。
最高出力はスタンダードモデルが152PS/1万1000rpm、SPが116PS/1万1000rpm。最大トルクはスタンダードモデルが10.6kgf・m/9000rpm、SPが10.9kgf・m/9000rpm。
電子制御装備も充実している。スロットルバイワイヤを採用し、ライディングモードは「スタンダード」「スポーツ」「レイン」の3種に加え、任意の設定が可能な「ユーザー」を2つ用意。パワーだけでなく、トラクションコントロール、エンジンブレーキの調整が可能。「SP」にはクイックシフターも標準装備されている。
サスペンションは、フロントに倒立式のショーワ製SFF-BPを、リアに分離加圧式モノショックを搭載。「SP」はリアサスペンションがオーリンズ製となり、フロントブレーキキャリパーにはブレンボ製のものが搭載されている。
メーターは5インチのフルカラーTFTディスプレイを搭載。スマートフォンとの連携機能「Honda RoadSync」を標準装備している。
ボディカラーは、スタンダードモデルが「パールグレアホワイト」、SPが「マットバリスティックブラックメタリック」の各1色ずつ。
車両価格はスタンダードモデルが税込134万2000円、SPが税込158万4000円。2024年7月に生産終了した「CB1000R」が税込167万900円だったことを考えても魅力的な価格設定となっている。スタンダード・SPともに全国のホンダドリームで2025年1月23日に発売予定。