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ヤマハ「MT-07」「MT-07 Y-AMT」2025年モデルの特徴
モデルチェンジで新装備満載! フレームやライポジにも手が入った
2014年のデビュー以来、MTシリーズの定番モデルとして販売され続けている「MT-07」が進化を遂げた。2025年モデルは、スタイリングを一新し、装備も充実、フレームや足まわりも強化されている。
搭載される水冷DOHC4バルブ並列2気筒エンジンの排気量は688cc。最高出力73PS・最大トルク6.9kgf・mを発揮する。2025年モデルでは新たに「YCC-T(Yamaha Chip Controlled Throttle=ヤマハ電子制御スロットル)」を採用した。これに伴って、各種電子デバイスの介入度を選択できる機能「YRC(Yamaha Ride Control)」を搭載。モードは「スポーツ」「ストリート」「カスタム」の3種となる。
バックボーン型高張力鋼管フレームは設計が変更され、強度剛性がアップ。同時にライディングポジションも調整された。ハンドル位置は手前かつ下方へ変更され、グリップ幅を拡大。あわせてフットポイントを下げられた。燃料タンクカバーはスリムになり、ニーグリップのしやすさも高まっている。
フロントサスペンションには、新たにΦ41mmインナーチューブの倒立式サスペンションを採用。リアにはプリロードと伸側減衰力の調整機構を備えたリンク式モノクロスサスペンションを搭載している。
また、フロントブレーキキャリパーはラジアルマウント式に変更された。ホイールは新たな専用スピンフォージドホイールを採用している。
フロントマスクは、小径LEDヘッドライトと2眼のポジションライトを採用し、デザインを一新。現行型のMT-09にも通ずるスポーティな顔つきになった。
「アコースティック・アンプリファイア・テクノロジー」という、エンジンサウンドを楽しむための機構も新採用。エアクリーナーボックス、吸気ダクト、吸気ファンネル、吸気口カバーなどの形状やレイアウトを検証・調整しながら最適化。吸気口で発生した吸気音がライダーの耳に効率的に届くよう燃料タンクカバーには4つの穴が設けられている。
メーターは5インチのTFTカラーディスプレイ。多機能で、表示パターンも多彩。スマートフォンとの連携機能も搭載しており、「Garmin StreetCross」アプリを使えば、メーター画面上でナビゲーション機能も使用できる。スイッチボックスも新たなものに変更されている。
大幅なモデルチェンジとあわせて、「MT-07 Y-AMT」が用意されたことも大きなトピックスとなる。Y-AMT(Yamaha Automated Transmission)は、クラッチレバーやシフトペダル操作が不要となる自動変速トランスミッション。Y-AMT搭載車はAT限定の大型自動二輪免許でも運転可能だ。
ボディカラーはスタンダードモデル・Y-AMT搭載車ともに「マットライトグレー」「ブルー」「マットダークグレー」の3色の設定。車両価格はスタンダードモデルが税込96万8000円、Y-AMT搭載車は税込105万6000円。いずれも2025年2月26日に発売予定。