文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝
ホンダ「CB1000ホーネットSP」ライディングポジション・足つき性
シート高:809mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

400を少しグラマーにした程度のコンパクトな車格。マスが集中しているので取り回しも想像よりずっと軽い。ハンドルが少し低めだが、小柄なので強前傾にはならない。スポーツからツーリングまで適応するライポジ。シート高はスタンダードもSPも共通だ。

ホンダ「CB1000ホーネットSP」各部装備・ディテール解説

LEDヘッドライトユニットはCBR1000RR-Rと同タイプで、鋭い眼光が特徴。小顔ゆえにメーターのステーが目立つので、スクリーンが欲しいところ。

ハンドルバーはストリートファイターらしいワイドな形状。ETC2.0車載器は標準装備となり、高速道路使用時も便利だ。

5インチカラーTFTメーターはバー、サークル、シンプルの3つの表示モードを用意。ライディングモードは3種類+ユーザーモードが2種類。

SC77型と呼ばれる、CBR1000RRのものをベースとするエンジン。ダイキャスト製ピストンを採用し、バルブタイミングやバルブリフト量も変更された。

大きなサイレンサーが特徴のエキゾースト。SPは可変排気バルブシステムを装備し、6000rpm以上で官能的なサウンドを楽しめる。

フロントにはΦ41mmのショーワ製SFF-BPフォークを採用。SPのブレーキキャリパーはブレンボ製のStylemaが標準装備となる。

リアタイヤのサイズは180とやや細めのサイズを選択。ホイールまわりも軽量化することで、軽快な走行性能を実現している。

SPのリアショックはオーリンズ製のTTX36が標準装備。伸側と圧側のオイル通路が独立しており、きめ細やかな減衰力調整が可能。

シート形状はフラットにすることでポジションの自由度を高め、着座位置も前方に設定。シート高は809mmでこのクラスでは平均的な高さ。

テールランプはライン形状発光、ストップランプ部はテールランプ発光部と分離することで点灯時の被視認性を高めている。
ホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000ホーネットSP」動画・写真
New 2025 CB1000 Hornet SP: Stings harder than ever | Street Motorcycle | Honda
www.youtube.comホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000ホーネットSP」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2140×790×1085mm |
ホイールベース | 1455mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 809mm |
車両重量 | 211kg《212kg》 |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 999cc |
ボア×ストローク | 76.0×55.1mm |
圧縮比 | 11.7 |
最高出力 | 112kW(152PS)/11000rpm《116kW(158PS)/11000rpm 》 |
最大トルク | 104N・m(10.6kgf・m)/9000rpm《107N・m(10.9kgf・m)/9000rpm》 |
燃料タンク容量 | 17L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25°00′ |
トレール量 | 98mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W) |
燃料消費率 WMTCモード値 | 17.7km/L(クラス3-2)1名乗車時 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 134万2000円《158万4000円》(消費税10%込) |
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝