1994年に輸出モデルとして登場したホンダ「CBR900RR」。その特徴と、のちに登場する代表的な後継機種や派生モデルなどについて紹介しよう。
ホンダ「CBR900RR」の系譜
CBR900RR/1994年

輸出車
フルアジャスタブルフォークを採用し、エンジンもさらに高効率化。独創的なデザインのライトから「タイガーアイ」と呼ばれた。
CBR900RR/1996年

輸出車
フロント16インチ最終モデル。エンジンはボアを1mm拡大した918cc。最高出力は4PSアップし、車重は2kg軽量化された。
CBR900RR/2000年

輸出車
エンジンは148PSにパワーアップ、セミピボットレスフレームも採用して大胆に進化。北米仕様はCBR929RRの名で呼ばれる。
CBR954RR/2002年

発売当時価格:105万円(税別)
この6代目から国内仕様も登場。エンジンは954ccに拡大され、乾燥重量も2kg軽量化。切れ味のいいハンドリングを誇った。
CBR1000RR/2004年

発売当時価格:120万7500円
排気量はついに998ccになり、車名も1000となった。ユニットプロリンクの採用やセンターアップマフラーなど、メカも先鋭的。
CBR1000RR/2008年

発売当時価格:139万円~
カウル類を小型化し軽量・コンパクト化を徹底追求した9代目。車体中央にショートマフラーを備え、マスの集中化も図った。
CBR1000RR SP/2017年

発売当時価格:246万2400円
シリーズで初めてオーリンズ製の電子制御サスペンションを搭載した上級グレード「SP」が登場。タンクはチタン製と豪華だった。
CBR1000RR-R FIREBLADE SP/2020年

発売当時価格:278万3000円
MotoGPマシン・RC213Vのノウハウを投入した意欲作。ダクトウイングを採用したが、2025モデルからはウイングレットに変更された。
まとめ:オートバイ編集部