1980年に発売されたヤマハ「XJ400」。その特徴と、のちに登場する代表的な後継機種や派生モデルなどについて紹介しよう。
まとめ:オートバイ編集部

ヤマハ「XJ400」の特徴

画像: YAMAHA XJ400 1980年(撮影車両は1981年型) 総排気量:398cc エンジン形式:空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒 シート高:785mm 乾燥重量:176kg 発売当時価格:41万円

YAMAHA
XJ400 
1980年(撮影車両は1981年型)

総排気量:398cc
エンジン形式:空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒
シート高:785mm
乾燥重量:176kg

発売当時価格:41万円

400cc・4気筒ブームの波に乗ったヒットモデル

1979年にカワサキから登場したZ400FXが大ヒット、4気筒スポーツが待ち望まれていた400ccクラスに旋風を巻き起こすと、ライバルメーカーもそれに追随して4気筒モデルを投入し始める。1980年に登場したヤマハのXJ400もそんな背景から誕生したモデルだ。

待望の4気筒エンジンは空冷のDOHC2バルブ。ジェネレーターやセルモーターをエンジン背後にマウントするレイアウトを採用し、4気筒車としては非常にスリムなエンジンに仕立てられていたのが特徴で、SUキャブレターや4‐1‐2方式の集合マフラーの採用などもあいまって、クラストップの45PSを誇った。

流麗なスタイリングもさることながら、当時としては軽量・スリムな車体構成、コンパクトなエンジンに加え、足つき性も良かったことからXJ400は瞬く間に人気となり、400ccクラスのベストセラーの座をZ400FXから奪取することに成功。翌年には4本出しマフラーを採用した豪華仕様のXJ400Dも登場、こちらも人気を博した。

ヤマハ「XJ400」の注目ポイント

画像: 機能的なレイアウトのメーター。燃料計に加えて電圧計も装備する豪華ぶりだった。速度計下のインジケーターは速度警告灯。

機能的なレイアウトのメーター。燃料計に加えて電圧計も装備する豪華ぶりだった。速度計下のインジケーターは速度警告灯。

画像: 優美な形状のタンクは16L容量。ヤマハロゴも豪華な立体バッジだ。写真の1981年型ではグラフィックがRZ350風のパターンに変更されている。

優美な形状のタンクは16L容量。ヤマハロゴも豪華な立体バッジだ。写真の1981年型ではグラフィックがRZ350風のパターンに変更されている。

画像: 撮影車は1981年式の後期型。副吸気通路を設けてシリンダー内にスワールを起こし、燃焼効率をアップさせるYICSを備える。パワーは当時クラストップの45PS。

撮影車は1981年式の後期型。副吸気通路を設けてシリンダー内にスワールを起こし、燃焼効率をアップさせるYICSを備える。パワーは当時クラストップの45PS。

画像: ホイールは星形10本スポーク。初期型はプレーンなディスクだったが、1981年のマイナーチェンジからローターが穴あきタイプに変更された

ホイールは星形10本スポーク。初期型はプレーンなディスクだったが、1981年のマイナーチェンジからローターが穴あきタイプに変更された

ヤマハ「XJ400」の主なスペック・発売当時価格

全長×全幅×全高2060×760×1130mm
ホイールベース1405mm
最低地上高150mm
シート高785mm
車両重量176kg(乾燥)
エンジン形式空冷4ストロークDOHC2バルブ並列4気筒
総排気量398cc
ボア×ストローク51.0×48.8mm
圧縮比9.5
最高出力45PS/10000rpm
最大トルク3.5kg-m/8000rpm
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量16L
変速機形式6速リターン
キャスター角27゜
トレール量109mm
ブレーキ形式 前・後ダブルディスク・ドラム
タイヤサイズ(前・後)3.00-19・110/90-18
発売当時価格41万円

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