ヤマハ発動機販売は2025年2月20日、軽二輪スクーター「NMAX155」のモデルチェンジを発表した。2025年型はスタイリングから装備面まで大幅にアップデートを受けている。
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ヤマハ「NMAX155」2025年モデルの特徴

画像: YAMAHA NMAX155 ABS 2025年モデル 総排気量:155cc エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 シート高:770mm 車両重量:135kg 発売日:2025年3月21日(金) 税込価格:45万9800円

YAMAHA
NMAX155 ABS
2025年モデル

総排気量:155cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ単気筒
シート高:770mm
車両重量:135kg

発売日:2025年3月21日(金)
税込価格:45万9800円

電子制御CVTの新機構「YECVT」を採用、スタイリングも刷新

2017年に国内販売が開始されたヤマハ「NMAX155」。原付二種と250ccの間を埋める155ccスクーターとして、国内はもとより海外での需要も高い一台だ。

2025年モデルは「Evolution“Prestige X Fun Tech”」をコンセプトに開発され、新機構を採用し、スタイリングをよりスポーティにするなど大幅にブラッシュアップが図られた。

画像1: ヤマハ「NMAX155」2025年モデルの特徴

水冷のSOHC4バルブ単気筒“BLUE CORE”エンジンの基本性能は従来モデルから踏襲されている。最高出力は15PS、最大トルクは1.4kgf・mを発揮する。

2025年型は電子制御CVTの「YECVT」が新たに採用された。これはCVTの減速比を電子制御により調整する機構で、走行モードの切り替えとシフトダウン操作が行なえる。

画像: YECVT機構説明|My YAMAHA Motor Web www.youtube.com

YECVT機構説明|My YAMAHA Motor Web

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走行モードは、燃費を重視した市街地走行向けの「Tモード」と、峠道などでレスポンスを高めるスポーティな「Sモード」の2種。各モードは左ハンドルのスイッチで切り替えられる。

シフトダウン機能は、任意のタイミングで減速比を変更できるというもの。こちらも左ハンドルに配されたSHIFTスイッチで、最大3段階の操作が可能。高速道路で前走車を追い抜きたいとき、エンジンブレーキを利用して制動力を高めたいときなど、SHIFTスイッチを利用することで、従来モデルでは不可能だった加速力・減速力の急速アップが実現できる。

画像: 走行モード操作方法|My YAMAHA Motor Web www.youtube.com

走行モード操作方法|My YAMAHA Motor Web

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新機構「YECVT」搭載に伴って、クランクケース、クランク軸、エアクリーナー、エキゾーストパイプ、オイルポンプ等は新作された。またラジエター、ファン、ファンケースも変更され、冷却効率を高めている。さらにカムチェーンのテンショナーを2022年モデルのねじりばね式から、シンプルな油圧式のテンショナーに変更・最適化し、フリクションを低減したという。

車体面ではサスペンションのセッティングが見直された。リアはストロークを5mm延長し、減衰特性を調整。フロント側もソフト方向のセッティングを施すため、オイルロック機構が追加されている。シート高は765mmから770mmに上がっているが、シートやシート周辺の外装カバー形状を工夫することで、従来モデルと同等の足つき性を確保したとのことだ。

画像2: ヤマハ「NMAX155」2025年モデルの特徴

ボディの外装は一新され、これまでよりもエッジの効いたスタイリングとなった。MAXシリーズの象徴的な外装であるブーメラン形状のサイドカバーもアップデートされている。

ヘッドライトはポジションランプとウインカーを並べて配置した新しいもの。すべてLEDが採用されている。「NMAX」の“N”と、 鏡文字にした“N”が合わさったイメージでレイアウトしたという。テールランプは斜め上から見ると“M”の字のように見える新デザインに変更された。

メーターはTFTとLCDの2面構成ディスプレイになった。LCDディスプレイには、走行中に必要な情報(スピードメーター・オドメータ ー・燃費・ウインカー)を表示。TFTディスプレイは、走行モードやシフトダウンの介入度などを表示する。

画像3: ヤマハ「NMAX155」2025年モデルの特徴

さらにスマートフォンとの連携も可能。専用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect」を使うことで、着信やメール受信、 ディスプレイ上の時刻の自動補正などが可能。また音楽表示、ボリューム操作、天気予報、言語設定、車両/走行情報なども表示できる。別アプリ「Garmin StreetCross」を使えば、ナビゲーションの表示も可能だ。

シート下トランクの容量は約23Lでヘルメットもものにより収納可能。フロントポケットは左右ふたつ。左側にはUSBタイプCの充電ソケットが標準装備されている。キーは従来モデルと同じく、便利なスマートキー。

ボディカラーは、「マットダークレディッシュグレー」「ブラック」「ライトブルー」の3色が用意された。車両価格は税込45万9800円。2025年3月21日に発売予定。

画像4: ヤマハ「NMAX155」2025年モデルの特徴

ヤマハ「NMAX155」2025年モデルのカラー・人気投票

マットダークレディッシュグレーパール1(マットダークレディッシュグレー)

ブラックメタリック12(ブラック)

ダルブルーソリッドB(ライトブルー)

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  • 画像19: ヤマハ新型「NMAX155」発表! 2025年モデルはシフトダウンができる!? 新機構“YECVT”によりMT車のような走行感覚を実現
    マットダークレディッシュグレー
  • 画像20: ヤマハ新型「NMAX155」発表! 2025年モデルはシフトダウンができる!? 新機構“YECVT”によりMT車のような走行感覚を実現
    ブラック
  • 画像21: ヤマハ新型「NMAX155」発表! 2025年モデルはシフトダウンができる!? 新機構“YECVT”によりMT車のような走行感覚を実現
    ライトブルー
  • 画像22: ヤマハ新型「NMAX155」発表! 2025年モデルはシフトダウンができる!? 新機構“YECVT”によりMT車のような走行感覚を実現
    マットダークレディッシュグレー
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  • 画像23: ヤマハ新型「NMAX155」発表! 2025年モデルはシフトダウンができる!? 新機構“YECVT”によりMT車のような走行感覚を実現
    ブラック
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  • 画像24: ヤマハ新型「NMAX155」発表! 2025年モデルはシフトダウンができる!? 新機構“YECVT”によりMT車のような走行感覚を実現
    ライトブルー
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ヤマハ「NMAX155」2025年モデルの主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高1935×740×1200mm
ホイールベース1340mm
最低地上高125mm
シート高770mm
車両重量135kg
エンジン形式水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
総排気量155cc
ボア×ストローク58.0×58.7mm
圧縮比11.6
最高出力11kW(15PS)/8000rpm
最大トルク14N・m(1.4kgf・m)/6500rpm
燃料タンク容量7.1L
変速機形式Vベルト式無段変速
キャスター角26°00′
トレール量98mm
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)110/70-13M/C 48P・130/70-13M/C 63P
燃料消費率 WMTCモード値46.4km/L(クラス2・サブクラス2-1)1名乗車時
製造国インドネシア
メーカー希望小売価格45万9800円(消費税10%込)

まとめ:西野鉄兵

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