ライター
ノーヘルが普通だった昭和の時代|日本にヘルメットが普及した理由【5000台のバイクに試乗したテスター太田の雑学コラム】
『不適切』という言葉の使用頻度が増えました。70~80年代バイク事情の話をすると、「それ、不適切!」と突っ込まれることがよくあります。 しかし「不適切」とは、「その場の状況や常識にそぐわないこと」ですから、それぞれの時代の空気、自分の立ち位置で変わります。現在の基準では不適切でも、時代が違えば「適切」や「ふつう」であったりするのです。 ここでは昭和32年生まれの僕が、昭和のオートバイ事情をお話しします。年配ライダーは首を縦にブンブンと、若いライダーは横にユラユラと振りながら読んでもらえれば本望です。文:太田安治/写真提供:アライヘルメット