ライター
カワサキ「500SS MACH III」(マッハ3)歴史解説&試乗インプレ|世界初の2スト3気筒で目指した、圧倒的な加速性能と最高速度
国内にさえ強固な経営地盤を築けない中、カワサキが起死回生を目指して向かったのはアメリカだった。現地調査の結果、アメリカ人が欲しいものはゼロヨン13秒を切るスプリンターと分かる。これまでの日本車にはない存在で販売価格は1000ドルを下回ること。導き出された答えは、量産市販車世界初の2スト並列3気筒エンジンだった――。 ※この記事は月刊オートバイ2011年8月号別冊付録を加筆、修正、写真変更などの再編集を施しており、一部に当時の記述をそのまま生かしてある部分があります。