ライター
『青春の80’s ヨンヒャク──‘80年代の400cc空冷モデル編』絶賛発売中!
「ヨンヒャク」。この言葉は、日本のライダーにとって特別な響きを持つ。
400ccという上限排気量の中でよりハイパワーを求め、エンジン、足周りとハイメカニズム化。1年毎にモデルチェンジしたりニューモデルが登場するのは当たり前となり、各メーカー間の競争はさらに激しくなっていった。販売台数は増え続け、この「400cc クラスの隆盛」が、1970年代末か1980年代にかけて起きたバイクブームを牽引したと言っても過言ではない。
そんなかつて隆盛を極めた400cc クラスは「遺産のまま」とはならなかった。昨今、再び1970~1980年代の中型車に乗るライダーが増えているのだ。正に青春と呼べる、最も欲...