<名車列伝> あの時きみは若かった
Part03 生まれた時代が早すぎた ターボバイクの時代②
80年代はじめ、突然巻き起こった「ターボ」ブーム。
先鞭をつけたホンダCX500ターボに続いたのはヤマハ。
CX500ターボが燃料噴射を採用していたのに対し
キャブレターにターボを組み合わせたXJ650ターボだった。
バイクでは世界初のキャブ・ターボ
速さやスピードを想起させるコトやモノがタブーとされた1980年代初頭。ホンダCX500ターボと同じく、ヤマハXJ650Tもまた「より快適でより安全に高速走行をコントロールし、省エネルギーという時代の要請にも十分に応える」ニュータイプのスポーツバイクとしての登場だった。
当時の発表資料には「ターボチャージャーによってフルスロットル時には100...