軽量化に加えてドレスアップも楽しめるカーボン外装
軽く、強い。そんな素材の特徴が黒い繊維の編み目というルックスからも分かる、カーボン(炭素繊維。一般的にはこれを編んだ状態に樹脂を含浸させたCFRP=カーボンファイバー・リーインフォースドプラスチックとして用いる)によるパーツ。
バイク界にも導入されて30年以上が経つが、アフターマーケットで国産大型ネイキッド用に対応外装を多く用意するのが、ブレスアールズ・ブランドだ。ブレスアールズは’95年に創業し、4輪のFRP/CFRP製エアロパーツを企画・製造販売してきたブレスクリエイションが母体となっている。同社の代表・高橋さんやスタッフがバイク好きともあって、4輪で培ってきた技術やデザイン力をバイクにも投影してみようと、ブレスアールズが興された。
ネイキッド用パーツはゼファー1100用を手始めに展開。同車用のチェーンカバーにはエキセントリックチェーンアジャスター逆付け車両用というマニアックな製品もラインナップするという凝りよう。
そんな熱意とともに適合機種が徐々に増えていき、このデモ車が装着するCB1100RS用パーツはその近作だ。純正と置き換えれば軽量化も容易で、カーボンのルックスも全体を引き締めるという利点からネイキッド定番のフロントフェンダーやチェーンガードを用意する。またノーマルの印象を踏まえつつ、ショート化したリヤフェンダーも用意し、装着車両のシャープ感を高める。
そんな純正置換以外にも、CB1100RS用ではノーマルシートに被せることでシングルシート装着のカフェレーサースタイルを創出できるシングルシートカウルも用意される。しかもこのカウルはオーダー時に、このデモ車のようなストライプもオーダーできる。これが入ることでCB1100RS純正タンクのストライプとの一体感も生まれる。ネオクラシックモデルにカーボンをプラスすることで機能と、先進性あるルックスを加える。これは魅力的だ。
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