ドゥカティを代表するスポーツネイキッド「モンスター」が大変革を遂げた。伝統のトラスフレームから革新のフロントフレームに変更、スタイリングも大きくブラッシュアップしての登場だ!

ドゥカティ新型「モンスター」車両概要

画像: DUCATI MONSTER 総排気量:937㏄ エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒 シート高:820mm 車両重量:188kg 税込価格:144万5000円〜/モンスター・プラスは151万5000円〜 ※写真はパッセンジャーシートカバーとマイクロビキニカウルを装備したモンスター・プラス

DUCATI MONSTER

総排気量:937㏄
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
シート高:820mm
車両重量:188kg

税込価格:144万5000円〜/モンスター・プラスは151万5000円〜

※写真はパッセンジャーシートカバーとマイクロビキニカウルを装備したモンスター・プラス

18kgもの軽量化を達成、スタイルもモダンに進化

ドゥカティのベストセラーモデルであるモンスターがフルモデルチェンジを受けた。これまでにないアルミ製フロントフレームを採用しているのが最大の特徴となっている。

その目的は軽量化で、従来のトレリスフレームより4.5kgも軽く、単体重量はわずか3kgに留めている。他にもホイールで1.7kg、スイングアームは1.6kg、リアフレームは1.9kgの軽量化を達成。従来モデルのモンスター821と比べると18kg軽量となる装備重量188kgを実現している。

エンジンは821ccから937ccに拡大し、排出ガス規制のユーロ5に適合しつつ最高出力は2PSアップ。スタイルはリング状のデイランニングライトやLEDヘッドライト、流れるウインカーなどでモダンなイメージに仕上げている。

俊敏なネイキッドという初代からのコンセプトを受け継ぎながら、新型は最新装備を大胆に盛り込み大幅な進化を遂げている。

ドゥカティ新型「モンスター」宮崎敬一郎のココがポイント!

画像: ドゥカティ新型「モンスター」宮崎敬一郎のココがポイント!

格段に扱いやすくなったイイことずくめの進化

実質的にはモンスターのミドルレンジモデル「モンスター821」の後継モデルになると思う。車体が大幅に軽くなっている点や、電子制御アシストデバイスの進化、排気量増大に伴ってトルクとパワーが増していることも「扱いやすさ」重視の進化ということを表している。

車体まわりで注目の新しいフロントフレームは、ステアリングヘッド回りの剛性バランスの調整に関するノウハウを実践で習得してきたオリジナル。見た目の印象も程よく柔らかそう。クイックだが容赦ないガチガチな応答、ではないはずだ。

まだ詳しいことは知らないが、ムルティストラーダ系の、フライホイールの落ち着きがいいエンジンをベースにしているのなら、エンジンにもどこか紳士的なフィーリングがあるに違いない。ネットで公開されている勇ましい走りを見せるPVが全てではないと思っている。たぶん、乗るとイイことずくめだろう。特に大型ビギナーや小柄なライダーには。

画像: (JPN) New Ducati Monster | Ducati World Première Episode 5 www.youtube.com

(JPN) New Ducati Monster | Ducati World Première Episode 5

www.youtube.com

ドゥカティ新型「モンスター」各部装備・ディテール解説

画像: テスタストレッタ11°エンジンは937㏄。エンジン自体も2.4㎏軽量化されており、ハンドリング性能向上に貢献している。

テスタストレッタ11°エンジンは937㏄。エンジン自体も2.4㎏軽量化されており、ハンドリング性能向上に貢献している。

画像: 2本出しのサイレンサーがアグレッシブな印象。カーボン製エンドキャップを備えたテルミニョーニ製サイレンサーもアクセサリー設定する。

2本出しのサイレンサーがアグレッシブな印象。カーボン製エンドキャップを備えたテルミニョーニ製サイレンサーもアクセサリー設定する。

画像: 楕円形状のデイランニングライトが新たなモンスターの顔を特徴づける。流れるウインカーも装備しモダンなネイキッドスタイルを獲得。

楕円形状のデイランニングライトが新たなモンスターの顔を特徴づける。流れるウインカーも装備しモダンなネイキッドスタイルを獲得。

画像: 4.3インチTFTカラーディスプレイはパニガーレV4譲り。回転計や3種類のライディングモードなど様々な情報を表示できる。

4.3インチTFTカラーディスプレイはパニガーレV4譲り。回転計や3種類のライディングモードなど様々な情報を表示できる。

画像: ブレンボ製4.32モノブロックラジアルマウントキャリパーに径320㎜ディスクのフロントブレーキ。コーナリングABSを装備する。

ブレンボ製4.32モノブロックラジアルマウントキャリパーに径320㎜ディスクのフロントブレーキ。コーナリングABSを装備する。

画像: アルミ製の両持ちスイングアームは肉抜きで軽量化されている。リアのモノショックはリンク式でプリロードを調整できる。

アルミ製の両持ちスイングアームは肉抜きで軽量化されている。リアのモノショックはリンク式でプリロードを調整できる。

画像: パニガーレV4と同じコンセプトのアルミ製フロントフレームは、前後のシリンダーヘッドに締結されフロントまわりを支える構造だ。

パニガーレV4と同じコンセプトのアルミ製フロントフレームは、前後のシリンダーヘッドに締結されフロントまわりを支える構造だ。

画像: 「モンスター・プラス」はパッセンジャーシートカバーとマイクロビキニカウルを装備したスポーティなタイプ。カラバリはSTDと共通だ。

「モンスター・プラス」はパッセンジャーシートカバーとマイクロビキニカウルを装備したスポーティなタイプ。カラバリはSTDと共通だ。

ドゥカティ新型「モンスター」カラーバリエーション

※写真は「モンスター・プラス」

画像: ドゥカティ・レッド×ブラック・ホイール

ドゥカティ・レッド×ブラック・ホイール

画像: アビエイター・グレー×レッド・ホイール

アビエイター・グレー×レッド・ホイール

画像: ダーク・ステルス×ブラック・ホイール

ダーク・ステルス×ブラック・ホイール

【アンケート】 あなたはどのカラーが好きですか?

お好きなカラーをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。

  • 画像1: ドゥカティ新型「モンスター」「モンスター・プラス」を解説! フロントフレームを採用しモンスター821から大幅進化
    ドゥカティ・レッド×ブラック・ホイール
  • 画像2: ドゥカティ新型「モンスター」「モンスター・プラス」を解説! フロントフレームを採用しモンスター821から大幅進化
    アビエイター・グレー×レッド・ホイール
  • 画像3: ドゥカティ新型「モンスター」「モンスター・プラス」を解説! フロントフレームを採用しモンスター821から大幅進化
    ダーク・ステルス×ブラック・ホイール
  • 画像4: ドゥカティ新型「モンスター」「モンスター・プラス」を解説! フロントフレームを採用しモンスター821から大幅進化
    ドゥカティ・レッド×ブラック・ホイール
    43
    719
  • 画像5: ドゥカティ新型「モンスター」「モンスター・プラス」を解説! フロントフレームを採用しモンスター821から大幅進化
    アビエイター・グレー×レッド・ホイール
    27
    455
  • 画像6: ドゥカティ新型「モンスター」「モンスター・プラス」を解説! フロントフレームを採用しモンスター821から大幅進化
    ダーク・ステルス×ブラック・ホイール
    29
    484

投票ありがとうございました!

ドゥカティ新型「モンスター」主なスペック

全長×全幅×全高:NA
ホイールベース:1474㎜
最低地上高:NA
シート高:820㎜
車両重量:188㎏
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
総排気量:937㏄
ボア×ストローク:94×67.5㎜
圧縮比:13.3
最高出力:111HP/9250rpm
最大トルク:9.5㎏-m/6500rpm
燃料供給方式:FI
燃料タンク容量:14L
キャスター角:24度
トレール量:93㎜
変速機形式:6速リターン
ブレーキ形式:前φ320㎜ダブルディスク/後φ245㎜ディスク
タイヤサイズ:前120/70ZR17/後180/55ZR17

まとめ:オートバイ編集部

This article is a sponsored article by
''.