文:オートバイ編集部
ヤマハ「MT-10/SP」の特徴
電子制御を充実させてMTシリーズの旗艦が円熟進化!
ヤマハのスポーツネイキッド・MTシリーズの最上級モデルであるMT-10は、2016年に初代が登場したスーパーネイキッド。シリーズ共通の「トルク&アジャイル」をテーマに、スーパースポーツのYZF-R1譲りのCP4エンジンを搭載。「意のままに操れるストリート最強のスポーツ性能」と「多用途で楽しめる機能」というコンセプトをミックスして誕生した。
今回初めての本格的なモデルチェンジにあたり、新型のMT-10は、「MT-king’s Dignity(MT〜王としての尊厳)」をコンセプトに、スタイリングのリファインや電子制御デバイスのアップデートなどを受けている。
この新型MT-10、ヨーロッパでは2022年2月から発売を開始する予定。日本向けモデルも導入予定で、発売時期は2022年秋以降になるという。
パワーアップやIMUで走りを磨き抜いて登場
フレームをはじめとする車体周りは従来モデルに準じた内容だが、フロントブレーキのマスターシリンダー変更など、細かな熟成が図られた。エンジンはR1をベースにしたCP4エンジンの最新仕様で、もちろんユーロ5規制をクリアしている。
吸排気系の改良などによって、最高出力は従来モデルから約5PSアップした165.9PSで、ストリートでの走りに合わせてトルク特性も改善された。多彩な電子制御デバイスも、6軸IMUを搭載することで、高機能で精度の高い最新スペックへとグレードアップしている。
従来モデルと同様に上級仕様の「SP」も設定。オーリンズ製電子制御サスペンションを採用するが、新型は改良を受けたもので、さらにアンダーカバーなどの専用パーツを装着する。欧州での発売は、スタンダードより少し遅れて2022年中頃の予定だ。
ヤマハ「MT-10」のカラーバリエーション
ボディカラーはシアンストーム、アイコンブルー、テックブラックの3タイプが欧州では発表されている。
シアンストーム
アイコンブルー
テックブラック
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