スズキ「KATANA」が初のモデルチェンジを遂げた。先に登場した新型GSX-S1000のメカニズムを継承、電子制御アイテムをフル装備しての充実アップデートだ。ボディカラーの刷新にも注目だ。
まとめ:オートバイ編集部 ※写真は一部、海外仕様車

スズキ「KATANA」2022年モデルの注目ポイント

エンジン自体はカムシャフトを変更するなどの改良でパワー特性を改善。クランクケースのボルト穴の改良などで耐久性も向上。

パワー特性を見直すため、エアクリーナーボックスの形状変更、新形状の4-2-1集合マフラーの採用など、吸排気系に大幅に手が入った。

電子制御化された新しいスロットルボディは、スロットルボアも縮小。アイドリング制御と出力特性のバランスを改良。

スロットルバイワイヤを採用して高精度なコントロールに対応。さらに各種電子制御デバイスの実現も可能にしている。

クラッチアシストシステム(SCAS)のアシスト機能を向上。従来のスリッパークラッチよりもレベルの高いスムーズさと操作性を得た。

画像: ダウン、アップの双方向に対応するクイックシフトシステムを標準装備。長時間、長距離走行での疲労を抑える効果もある。

ダウン、アップの双方向に対応するクイックシフトシステムを標準装備。長時間、長距離走行での疲労を抑える効果もある。

画像: 反転液晶パネルを採用したメーター。昼間は白ベースの表示。表示内容は同じだが、右下のマークが「刀」ロゴに変わった。

反転液晶パネルを採用したメーター。昼間は白ベースの表示。表示内容は同じだが、右下のマークが「刀」ロゴに変わった。

画像: 2022年モデルは夜間走行時に、視認性が高まるアンバーカラーのバックライトが点灯するように変更された。

2022年モデルは夜間走行時に、視認性が高まるアンバーカラーのバックライトが点灯するように変更された。

画像: フロントフォークはアジャスタブルタイプのKYB製倒立タイプ。ブレーキはブレンボ製ラジアルマウント・モノブロックキャリパー。

フロントフォークはアジャスタブルタイプのKYB製倒立タイプ。ブレーキはブレンボ製ラジアルマウント・モノブロックキャリパー。

アルミ製キャストホイールは軽量な仕上がり。リアサスはリンク式で、非対称デザインのアルミ製スイングアームは高い剛性を備える。

角形LEDヘッドライトや、LEDポジションランプが埋め込まれたウイングなど、斬新なフロントマスクは従来モデルと同様。

画像: タンクの側面に深く刻まれたシャープなプレスラインも、日本刀をモチーフにしたカタナらしさを強く感じさせるデザインだ。

タンクの側面に深く刻まれたシャープなプレスラインも、日本刀をモチーフにしたカタナらしさを強く感じさせるデザインだ。

画像: アッパーカウルに入れられた、日本刀と漢字を組み合わせた伝統の「刀」マークが、カタナシリーズの長い伝統をアピール。

アッパーカウルに入れられた、日本刀と漢字を組み合わせた伝統の「刀」マークが、カタナシリーズの長い伝統をアピール。

画像: 左側ハンドルのスイッチボックスにセレクトスイッチを装備。3モードが選べるSDMSのモード選択などを行なう。

左側ハンドルのスイッチボックスにセレクトスイッチを装備。3モードが選べるSDMSのモード選択などを行なう。

画像: 短く切り詰められた軽快なイメージのテール周り、快適性にも優れるツートンカラーのシートなども、従来モデルを継承。

短く切り詰められた軽快なイメージのテール周り、快適性にも優れるツートンカラーのシートなども、従来モデルを継承。

リアフェンダーやナンバープレートホルダー、リアウインカーがスイングアームマウントなので、テールは非常にスリムな仕上がり。

スズキ「KATANA」2022年モデルの主なスペック・価格

全長×全幅×全高2130×820×1100mm
ホイールベース1460mm
最低地上高140mm
シート高825mm
車両重量215kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量998cc
ボア×ストローク73.4×59.0mm
圧縮比12.2
最高出力110kW(150PS)/11000rpm
最大トルク105N・m(10.7kgf・m)/9250rpm
燃料タンク容量12L
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜
トレール量100mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・190/50ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格160万6000円(消費税10%込)
発売日2022年2月25日(金)

まとめ:オートバイ編集部 ※写真は一部、海外仕様車

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