まとめ:オートバイ編集部
スズキ「Vストローム 1050/DE」各部装備・ディテール解説

力強いパワー特性と高い信頼性を備えるエンジン、優れた操縦性を支えるアルミ製ダイヤモンドフレーム&アルミ製スイングアームなどはそのまま受け継がれている。

2003年登場のSV1000S用をルーツに、長年熟成を重ねた1037cc水冷Vツインエンジン。最高出力107.4PSを発揮、252kgの車体を軽々走らせる。

スタンダードモデルもアンダーカウルは備えているが、オフロード走行を想定したDEはエンジンを保護するための頑丈なアルミ製アンダーガードだ。

Vストローム1050DEではフロントのワイヤースポークホイールの21インチ化にともない、車体のジオメトリー変更も行われている。

フロントは大径化されたDEだが、リアホイール径は従来のXTと同じ17インチを選択。ホイールベースもDEは40mm延長された。

往年のパリダカマシンを想わせる個性的マスク。ウインドスクリーンはDEでは高さを3段階調整可能(要工具)、スタンダードは工具無しで11段階。

スタンダードモデルでは高さを調整できるシートが、オフロードでのライディングしやすさのため、DEでは調整機構を省きソリッドマウント化。

表示モードを用途や好みに応じて選択できるようになった上、今回進化した多彩な電子制御デバイスの設定も可能となっている。

5インチのフルカラーTFT液晶パネルを採用し、多彩な情報を見やすく、分かりやすく表示できる新型メーターが新たに採用された。
スズキ「Vストローム 1050/DE」純正アクセサリー

高速走行でライダーの疲労を効果的に低減する、ノーマルより80mm高いハイスクリーン。

DEのシート高は880mmと高めだが、30mm低くなるローシートも用意されている。

アドベンチャーには必需品のトップケースとパニアケース。STDには樹脂製、DEにはアルミ製のものがそれぞれ用意されている。
スズキ「Vストローム 1050/DE」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2265×940×1515(2390×960×1505)mm |
ホイールベース | 1555(1595)mm |
シート高 | 855(880)mm |
車両重量 | 242(252)kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒 |
総排気量 | 1036cc |
ボア×ストローク | 100×66mm |
圧縮比 | 11.5 |
燃料タンク容量 | 20L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25°40’(27°30’) |
トレール | 110(126)mm |
タイヤサイズ(前・後) | 100/80R19(90/90-21)・150/70ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・ディスク |
※( )内はDE |
まとめ:オートバイ編集部