赤玉虫カラーを元にドレスアップしたレッドジュエル

“レッドジュエル”=「赤く美しい宝石」のように、見る者の心を惹きつけてやまない1台。PMCによる現行車ブランド“アーキ”による、Z900RSベースのデモバイク。’22年3月の東京モーターサイクルショーでひと際の存在感を放っていたPMCブースの中で、まさに宝石のように飾られていた車両だ。

これまでにもアーキでは新作パーツがまとまるごとにその方向性を示唆するデモ車両を精力的に作り、披露してきた。レッドジュエルは、その最新仕様と言っていい。カラーリングに関しては、空冷Zの玉虫パターンがモチーフとされている。1975年型として登場したZ1Bが採用した青玉虫と、赤玉虫の2カラー。Zをオマージュして現れたZ900RSには、Z1Bから47年を経た’22年型で前者が純正採用されている。そこでいずれ純正で登場するのでは……という後者に対して、アーキが挑戦した答えとのことだ。

画像1: 赤玉虫カラーを元にドレスアップしたレッドジュエル

キャンディトーンの鮮やかな表現をベースにし、アーキ=ARCHIのロゴやカワサキリバーマークをアクセントとして配する。カーボン部分についてもあえてキャンディトーンとグラデーションの塗装によって表現を変え、ドレスアップの新たな可能性に挑戦している。

そのカラーリングとともに車両のもうひとつの柱となっているのが、同ブランドイチ推しのビレットハニカムシリーズ・パーツ。アーキ独自の削り出しハニカムパターンと、その造形を実車装着状態で、かつまとめて見せることで、Z900RSにはこれだ! というなじみ感をユーザーに感じてほしいとのこと。サブフレームやステップなどはそれを感じる筆頭だろう。

画像2: 赤玉虫カラーを元にドレスアップしたレッドジュエル

加えて、フレーム各部やエンジンカバー等に装着されるプラグに立体造形で入れられるアーキロゴの存在感も、装着車両で感じられる。もちろん、ギルズカウルやチンスポイラー、ロングテールカウルといったオリジナル外装類の装着も前述の塗装と合わせて、Z900RSカスタムへの具体例となっている。

つまりこのレッドジュエルは、きらびやかな外観の中に、自らのパーツを周知させるデモ車両というストレートな立ち位置を表現しているのだ。

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Detailed Description 詳細説明

画像1: Detailed Description 詳細説明

CAFEの純正品よりもシャープでスタイリッシュなフォルムを得るというギルズカウルを装備。ハンドルバーはARCHIステンレスハンドルバーSUPER BIKE、メーターにはARCHIカーボンメーターアッパーカバーが装着されている。ステムトップカバーもARCHIの削り出し品だ。

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タンクサイドセンターのラインに蛍光カラーを使い、かつフロントからオレンジ→グリーン(エンブレム内にも)→オレンジのグラデーションを付けるなどしてレッドジュエルを印象づけるフルペイント。キャンディトーンによって艶やかに赤玉虫カラーを表現している。

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ラジエーターコア右上に装着されるラジエーターキャップ(写真下側)は他のARCHIキャップやプラグ類同様にアルミ削り出し品。立体造形によってARCHIロゴが入れられ、車両全体へのアクセントにもなっている。ラジエーター横にはラジエターサイドロッドセットも備わる。

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テールカウルはARCHI ロングテールカウル。わずかに反り上がりつつすっと60mm延長された造形は、車両にスマートさと精悍さの双方を加えている。端部にエッジを立てて高級感を演出するリブを設けることで車体全体のバランスも整え、各部とのクリアランスにも配慮している。

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エンジンサイドにはARCHI ビレット・ハニカム サブフレームを配する。最大20mmの厚さを持ちフレーム剛性を向上させるととともに万一の転倒時のダメージからシリンダーを保護する。エンジンマウントもビレット・ハニカム。独特のハニカムパターンも存在感大だ。

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ラジエーターコア前側にはARCHI ヘックスコアプロテクター(右前下にアーキロゴの入った“ver.ARCHI”)を装着。ビレット・ハニカムサブフレームの立体感や、同エンジンマウントに施されたビレット・ハニカムパターンデザインもよく分かる。フレームプラグもARCHI。

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ARCHIサイレンサーエンブレム(これも製品として販売中)の付いた排気系は「スペシャルメガホンエキゾースト ver.LOUDEX」で、ここでは参考装着されている。スラッシュカットエンドのメガホンタイプマフラーで、現在は市販化を前提に開発が進められている。

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ステップはARCHI ビレット・ハニカム バックステップキットver.2(マットコークブラック)で、純正比でバー位置を後方20mm&上方20mmに移動(標準ポジション)した上で、ここでは可変式2ndマウンティングプレートの移動によってさらに後方30mm&上方30mm、合わせて後方50mm&上方50mm移動されている。タンデムステップ側もARCHIマフラーの装着に合わせてARCHI ビレット・ハニカム タンデムブラケット(マットコークブラック)に換装し、タンデムステップバー位置も後方25mm&上方65mm移動するとともにスマート感も増している。

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フロントブレーキにはARCHI カーボン フロントキャリパークーリングダクトセットが備わる。フロントフォークはφ41mm倒立純正品で、内部にはPMCが日本総代理店を務めるYSSサスペンションのオープンカートリッジキットを備える。リヤもYSS MS456リアショックアブソーバーを装着。この車両ではホイールをティッセンクルップ製カーボンホイールStyle 1の3.50-17/5.50-17サイズを履いている。

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スイングアームやリヤブレーキキャリパー/ディスクはZ900RS純正。タイヤはピレリ・ロッソコルサ2で120/70ZR17・180/55ZR17サイズを履く。

取材協力:PMC

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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