文：太田安治、オートバイ編集部
KTM「125 DUKE」ライディングポジション・足つき性
シート高：830mm
ライダーの身長・体重：176cm・62kg
上半身はアップライト、下半身はスーパースポーツのような独特のポジションで、オートバイを振り回す積極的な操作がやりやすい。見た目より良好な足着き性と軽い車重で、ビギナーや小柄なライダーでも安心して取り回せる。
KTM「125 DUKE」各部装備・ディテール解説
ボディパネルを最小限にまとめた、ミニマルな仕上がり。シャープに尖ったマスクとエッジの効いたシュラウドが、ひと目見てDUKEとわかる存在感を醸し出す。
テールも鋭く尖り、切れ上がった形状。デザインを担当したのはオーストリアのキスカデザインで、日本メーカーにはない意匠。ボディカラーはブラックとホワイトを用意。
水冷4バルブDOHC単気筒エンジンは中域からのシャープな吹け上がりが魅力。スポーツバイクらしい爽快な走りを実現する。
サイレンサーはスポーティなブラック仕上げ。プレチャンバーを備えるおかげで、サイズ自体も非常にコンパクト。
WP製倒立フロントフォークにバイブレ製ラジアルマウントキャリパー+Φ320mmローターの組み合わせ。ABSも標準装備だ。
リアサスはWP製のAPEXを標準装備、サスペンションストローク150mmを確保している。
このクラスとしては豪華なLEDヘッドライト。特徴的な縦2分割デザインは、近年のKTMに共通して採用されているもの。
TFT液晶のフルカラーメーターパネルを採用。ABSは2モードを選択可能で、周囲の明るさに応じてディスプレイの照度を自動調整する。
シートは独立したデザインのセパレートタイプタイプで、滑りにくい表皮を採用。前端部の絞り込みも絶妙で、足つき性の向上に貢献。
ユニークなヘッドライトと対をなすかのようにデザインされたテールランプはLED。ウインカーもLEDを使用している。
KTM「125 DUKE」主なスペック・価格
| 全長×全幅×全高 | NA |
| ホイールベース | 1357mm±15.5mm |
| 最低地上高 | 175mm |
| シート高 | 830mm |
| 車両重量 | 143kg（燃料除く） |
| エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 124.7cc |
| ボア×ストローク | 58×47.2mm |
| 圧縮比 | 12.8 |
| 最高出力 | 11kW（15PS）/10000rpm |
| 最大トルク | 12N・m（1.2kgf・m）/7500rpm |
| 燃料タンク容量 | 13.4L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| タイヤサイズ（前・後） | 110/70ZR17・150/60ZR17 |
| ブレーキ形式（前・後） | Φ320mmシングルディスク・Φ230mmシングルディスク |
| メーカー希望小売価格 | 64万5000円（消費税10％込） |
文：太田安治、オートバイ編集部
