スズキの最新スクーター「バーグマンストリート125EX」は、アドレス125から始まる3兄弟の真打として登場したわけだが、エンジン、フレームを共有する兄弟車には、それぞれ固有の魅力としてどういうものが備わっているのだろうか。走行性能・装備などについて詳しく紹介する。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」ライポジ・足つき比較

バーグマンストリート 125EX

シート高:780mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像1: 「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」ライポジ・足つき比較

リアに12インチタイヤを採用していることもあり、シート高は780mmと高めだが、それでもこのクラスのスクーターとしては標準的な数字。足つき性も悪くない。


アドレス125

シート高:770mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像2: 「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」ライポジ・足つき比較

車体のサイズ感は前モデルとほぼ同じ。段差のないシートで着座位置の自由度が大きく、フロアボードも広いので大柄なライダーでも好みのライディングポジションが取れる。


アヴェニス125

シート高:780mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像3: 「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」ライポジ・足つき比較

シートの段差部に腰を当てると上体は直立姿勢になる。フラットフロアは便利だが、足を置く位置の自由度は少ない。フロア後部を絞った形状で足つき性も確保されている。

「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」装備比較

バーグマンストリート 125EX

画像: エンジンはフリクションロスを低減し、専用設計のECUによりスムーズな出力特性を実現。マフラー内のキャタライザーは2段構造。

エンジンはフリクションロスを低減し、専用設計のECUによりスムーズな出力特性を実現。マフラー内のキャタライザーは2段構造。

画像: フロントホイールは12インチ。ブレーキはΦ190mmディスクで前後連動機能つき。国内仕様のタイヤはダンロップが標準装着される。

フロントホイールは12インチ。ブレーキはΦ190mmディスクで前後連動機能つき。国内仕様のタイヤはダンロップが標準装着される。

画像: 爽快な加速と燃費性能を両立すべく、CVTのセッティングを最適化。リアブレーキはΦ130mmのドラム。リアサスは左1本ショック。

爽快な加速と燃費性能を両立すべく、CVTのセッティングを最適化。リアブレーキはΦ130mmのドラム。リアサスは左1本ショック。

画像: 都会的で落ち着いた表情を見せるフロントマスク。ボディカラーは3色を用意。

都会的で落ち着いた表情を見せるフロントマスク。ボディカラーは3色を用意。

画像: スズキ車初のアイドリングストップ機構を採用。左右のポケットも大きく、シャッターキーも標準。装備は非常に充実している。

スズキ車初のアイドリングストップ機構を採用。左右のポケットも大きく、シャッターキーも標準。装備は非常に充実している。

画像: アヴェニスと同タイプのデジタルメーターは大きな液晶表示で視認性も抜群。

アヴェニスと同タイプのデジタルメーターは大きな液晶表示で視認性も抜群。

画像: レッドステッチを施した高級感あるシートは最大長851mm、最大幅387mmのゆったりサイズ。クッションも42mm厚で座り心地も上々。

レッドステッチを施した高級感あるシートは最大長851mm、最大幅387mmのゆったりサイズ。クッションも42mm厚で座り心地も上々。

画像: トランクスペースは21.5リットル容量で収納力も高い。給油口はその後部に備わる。

トランクスペースは21.5リットル容量で収納力も高い。給油口はその後部に備わる。

画像: リアキャリアはタンデムやトップボックスの装着も視野に入れた堅牢なもの。

リアキャリアはタンデムやトップボックスの装着も視野に入れた堅牢なもの。


アドレス125

画像: 空冷単気筒のSEPエンジンは燃焼効率を上げ、フリクションロスも減らして好燃費を実現。

空冷単気筒のSEPエンジンは燃焼効率を上げ、フリクションロスも減らして好燃費を実現。

画像: コンバインドブレーキを標準装備。前後ブレーキを連動させて、安定した制動をサポート。

コンバインドブレーキを標準装備。前後ブレーキを連動させて、安定した制動をサポート。

画像: ベーシックなスクーターらしい、レトロ風味も感じさせる落ち着いた雰囲気のフロントマスク。

ベーシックなスクーターらしい、レトロ風味も感じさせる落ち着いた雰囲気のフロントマスク。

画像: メーターは低燃費走行を目安として示す「エコドライブイルミネーション」も装備。

メーターは低燃費走行を目安として示す「エコドライブイルミネーション」も装備。

画像: 大きなシートを跳ね上げると現れるシート下収納スペース。容量は21.8Lが確保されている。

大きなシートを跳ね上げると現れるシート下収納スペース。容量は21.8Lが確保されている。

画像: 給油口はテールランプの上に設けられ、シートを開けなくても給油が可能。

給油口はテールランプの上に設けられ、シートを開けなくても給油が可能。


アヴェニス125

画像: シンプルな構造の空冷単気筒ながら、フリクション低減など高い効率を追求。

シンプルな構造の空冷単気筒ながら、フリクション低減など高い効率を追求。

画像: ホイールはフロント12インチ、リア10インチ径。前後連動のコンバインドブレーキも搭載。

ホイールはフロント12インチ、リア10インチ径。前後連動のコンバインドブレーキも搭載。

画像: 凛々しくシャープなフロントマスクを演出するLEDヘッドライトは、スズキらしい縦型2灯デザイン。

凛々しくシャープなフロントマスクを演出するLEDヘッドライトは、スズキらしい縦型2灯デザイン。

画像: 大きな液晶メーターはエコドライブインジケーターなど多彩な機能を備える。

大きな液晶メーターはエコドライブインジケーターなど多彩な機能を備える。

画像: シートの下には大きな収納スペースが設けられている。21.5Lという容量はアドレス125と同じ。

シートの下には大きな収納スペースが設けられている。21.5Lという容量はアドレス125と同じ。

画像: 鋭いフォルムのテールに合わせた2灯式LEDテールコンビランプ。アヴェニス125の大きな特徴だ。

鋭いフォルムのテールに合わせた2灯式LEDテールコンビランプ。アヴェニス125の大きな特徴だ。

「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」主なスペック・価格比較

バーグマンストリート125EXアドレス125アヴェニス125
税込価格31万7900円27万3900円28万4900円
全長×全幅×全高1905×700×1140mm1825×690×1160mm1895×710×1175mm
ホイールベース1290mm1265mm
シート高780mm770mm780mm
車両重量112kg105kg107kg
エンジン形式・排気量空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
排気量124cc
最高出力8.3PS/6500rpm8.7PS/6750rpm
最大トルク1.0kgf-m/5500rpm
燃料タンク容量5.5L5L5.2L
変速機形式Vベルト無段変速
タイヤサイズ前・後90/90-12 44J・100/80-12 56J90/90-12 44J・90/100-10 53J
ブレーキ前・後ディスク・ドラム

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  • 画像4: 【比較】スズキ「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」|同じエンジン&フレームで3つの個性
    バーグマンストリート125EX
  • 画像5: 【比較】スズキ「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」|同じエンジン&フレームで3つの個性
    アドレス125
  • 画像6: 【比較】スズキ「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」|同じエンジン&フレームで3つの個性
    アヴェニス125
  • 画像7: 【比較】スズキ「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」|同じエンジン&フレームで3つの個性
    バーグマンストリート125EX
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    381
  • 画像8: 【比較】スズキ「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」|同じエンジン&フレームで3つの個性
    アドレス125
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  • 画像9: 【比較】スズキ「バーグマンストリート125EX」「アドレス125」「アヴェニス125」|同じエンジン&フレームで3つの個性
    アヴェニス125
    24
    175

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文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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