法人リースではなく、ついに個人向けの市販がスタートしたホンダ製のEVコミューター。2023年8月に発売された「EM1 e:」は、通勤・通学・買い物など、毎日の利用に便利な原付一種相当モデルだ。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:森 浩輔、Honda

ホンダ「EM1 e:」ライディングポジション・足つき性

シート高:740mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像: ホンダ「EM1 e:」ライディングポジション・足つき性

着座位置自由度の高いフラットなシートと前後長を大きく取ったステップフロアにより、大柄なライダーでも窮屈さを感じないポジション。740mmというシート高は一般的な50ccスクーターと同等で、足つき性は上々だ。

ホンダ「EM1 e:」各部装備・ディテール解説

画像: 既存のスクーターに近いサイズを目指し、車格的にはディオ110とほぼ同じものに決定。グローバルモデルなので海外でも販売される。

既存のスクーターに近いサイズを目指し、車格的にはディオ110とほぼ同じものに決定。グローバルモデルなので海外でも販売される。

画像: バッテリーは「ホンダモバイルパワーパック」をシート下に1個搭載。航続距離は53kmで、主に通勤・通学での使用を想定している。

バッテリーは「ホンダモバイルパワーパック」をシート下に1個搭載。航続距離は53kmで、主に通勤・通学での使用を想定している。

画像: メーターはベンリィe:などにも採用されている丸形の反転表示液晶デジタル。走行モードはECONとSTDの2モードが用意されている。

メーターはベンリィe:などにも採用されている丸形の反転表示液晶デジタル。走行モードはECONとSTDの2モードが用意されている。

画像: 国内仕様はもちろん1名乗車だが、海外ではタンデムユースも想定しているのでシートは広め。シート高は740mmで足つきは良好。

国内仕様はもちろん1名乗車だが、海外ではタンデムユースも想定しているのでシートは広め。シート高は740mmで足つきは良好。

画像: 上下2眼のLEDヘッドライトの周囲をLEDのDRL(デイタイムランニグライト)が取り囲むデザイン。愛嬌のある顔つきだ。

上下2眼のLEDヘッドライトの周囲をLEDのDRL(デイタイムランニグライト)が取り囲むデザイン。愛嬌のある顔つきだ。

画像: フロントは走破性を考慮して12インチホイールを採用。ブレーキはシングルディスクで、試乗車の装着タイヤはチェンシン。

フロントは走破性を考慮して12インチホイールを採用。ブレーキはシングルディスクで、試乗車の装着タイヤはチェンシン。

画像: 駆動はリアのインホイールモーターで行う。原付一種扱いで、定格出力は0.58kW、最高出力は2.3PS。最大トルクは9.2kg-mを発揮。

駆動はリアのインホイールモーターで行う。原付一種扱いで、定格出力は0.58kW、最高出力は2.3PS。最大トルクは9.2kg-mを発揮。

画像: リアにはLEDのコンビネーションランプを採用して、車体のスリムさを強調する、スッキリしたリアビューを演出している。

リアにはLEDのコンビネーションランプを採用して、車体のスリムさを強調する、スッキリしたリアビューを演出している。

ホンダ「EM1 e:」主なスペック・製造国・価格

全長×全幅×全高1795×680×1080mm
ホイールベース1300mm
最低地上高135mm
シート高740mm
車両重量92kg
原動機形式・種類EF16M・交流同期電動機
定格出力0.58kW
最高出力1.7kW(2.3PS)/540rpm
最大トルク90N・m(9.2kgf・m)/25rpm
動力用バッテリーHonda Mobile Power Pack e: 1個
タイヤサイズ(前・後)90/90-12 44J・100/90-10 56J
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・ドラム
製造国中国
メーカー希望小売価格車両・バッテリー・充電器のセット:税込29万9200円
車両のみ:税込15万6200円
Honda Mobile Power Pack e:(バッテリー):税込8万8000円
Honda Power Pack Charger e:(充電器):税込5万5000円

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:森 浩輔、Honda

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