カフェレーサー3種の神器を中軸に展開開始

’23年3月の東京モーターサイクルショーにアクティブは4台のデモ車を送り出した。内訳はZ900RS、Z650RS、YZF-R7。そしてこのGB350Sだ。既に1年前の’22年同ショーでも、アクティブが作ろうとするネオクラシック系カスタムパーツのたたき台、そのデモ車として展示されていた。

今回はその進化型、もしくは市販仕様としてリファインし、完成度を高めたパーツ群の装着デモ車と捉えていいだろう。アクティブは件のネオクラシック系カスタムパーツに対し、新しいブランドネーム「153ガレージ」(イチゴーサンガレージ。“153”はアクティブの本社が面している国道153号にちなんだ名称だ)を冠した。

その「153ガレージ」のブランドローンチを飾る最初のラインナップとして01.セパレートハンドル、02.バックステップ、03.シングルシートの、いわゆる“カフェレーサー3種の神器”(カフェレーサー必須アイテム3トップ)を用意し、これらを軸にGB350Sに装着した。

画像1: カフェレーサー3種の神器を中軸に展開開始

まずハンドルは、フラットフィニッシュのトップブリッジと合わせて設計。両品同梱、さらにブレーキホースやケーブル類も含めたオールインワンパッケージのキットとして販売することによって、すっきりした見た目と無理のないスポーティポジションを両立している。ハンドルロックも可能な車検対応品という作りも嬉しい。

次いでバックステップだが、そのハンドルにぴたりと決まる、こだわりのワンポジション設定。アクティブが展開する足まわりパーツのハイグレードブランド、ゲイルスピードでもこだわっているフットグリップや、気持ちよく的確な操作感も得られる。

さらにシングルシートカバーは乗車定員が1名に変わるため構造変更申請こそ必要ながら、純正シートにボルトオンと、装着はイージー。これらの発売によって、153ガレージ・ブランドは市場へと新たな歩みを始めた。

画像2: カフェレーサー3種の神器を中軸に展開開始

車両はほかにもGB350Sの純正2.50-19/4.00-17インチから2.75-18/4.00-18サイズへと前後18インチ化し、足まわりにしっかりした芯を作りながら軽量化も果たせる6本スポークのアルミ鍛造品、ゲイルスピードTYPE-Nホイールや、同じくゲイルスピードブランドの新作、ビレット フロント4Pアキシャルキャリパーなども装着。トータルでも、パーツそれぞれでも、ネオクラシックカスタムへの新提案と、受け入れやすいパーツ展開を表現している。

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画像1: Detailed Description 詳細説明

ブランドロゴの「153GARAGE」もアクセントで刻まれるトップブリッジとその下にマウントするセパレートハンドル、純正メーター移設ステーやブレーキホースなど必要なものもすべてセット化する「153GARAGE GB350Sセパレートハンドル&トップブリッジキット」GB350、GB350Sの双方に使える。フロントフォークトップにはハイパープロ・プリロードアジャスターを追加し、初期荷重を調整可能とした。

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左右レバーは位置調整可能で、作動時のガタが少なく操作感を確実にするアクティブSTFブレーキ/STFクラッチレバーをそれぞれ装着する。グリップも振動を軽減してくれるエラストマー素材の製品に変更している。

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アルファテックによる、かつてのGB250クラブマンのようなペイントも似合う中、テールには「153GARAGE GB350Sシングルシートカバー」を追加。写真のようにアクティブフェンダーレスキットも同時装着可能。SW-MOTECHナンバーベースも備え、ルックスの提案も行う。

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車体左には装着することで車体の微細な振動を抑えるACTIVE パフォーマンスダンパーも備える。ノーマル車両にも効果ありで、GB350/350Sに適合。ツーリング派や街乗り派はまず注目したい。

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フロントブレーキには新登場となったゲイルスピード・フロント4P アキシャルキャリパー(シルバー。ブラックもあり)も備える。2d切削によるフラットでシンプルな造形はネオクラシックにこそ似合うし、軽量でタッチも向上する利点も持つ。

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ホイールはゲイルスピードTYPE-Nのブラックアルマイト仕様で、GB350S純正の2.50-19/4.00-17から2.75-18/4.00-18に前後18インチ化し軽快感を高める。動力系はノーマルで、ステップはBACK 48.6mm×UP46.6mm(GB350S。GB350ではBACK 141.8×UP77.2mm)にバー位置を変え、セパレートハンドル化したGB350/Sに合わせた最適なポジションを作る1ポジションの「153GARAGE バックステップ」を装着する。

取材協力:アクティブ

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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