ホンダのスポーツモデルの頂点に君臨するスーパースポーツ、CBR1000RR-Rがアップデートを受けて欧州で登場した。RC213Vのようなフロントウイングを採用、各種装備や電子制御ライディングアシストも更なる進化を遂げてのデビュー。
まとめ:オートバイ編集部
まとめ:オートバイ編集部
ホンダ新型「CBR1000RR-R ファイアーブレード/SP」解説
全身を見直し改良した勝つためのたゆまぬ進化
世界のレースシーン最前線で戦うスーパースポーツ、CBR1000RR-Rファイアーブレードがアップデートされた。一見するとウイングを変更した程度に見えるかもしれないが、実は全身に見直しを受けた別物だ。
スペックこそ同じだが、エンジンは圧縮比を0.2高めた13.6とし、バルブタイミングを変更したほか、クランク、コンロッドも軽量化されている。スロットル・バイ・ワイヤは1-2番、3-4番シリンダー用に独立した制御モーターを持つ2モーター式となり、ミッションも減速比をショート化している。
これを搭載する車体もフレームの剛性バランスを最適化して960gの軽量化を果たしたほか、横方向の剛性を17%、ねじれ剛性を15%下げて、しなやかな特性を追求。国内導入も予定されており、今後の展開が楽しみな新世代ファイアーブレードだ。