ヤマハ「RZ350」特徴

YAMAHA RZ350
1981年
総排気量:347cc
エンジン形式:水冷2ストピストンリードバルブ並列2気筒
シート高:785mm
乾燥重量:143kg
当時価格:38万9000円
大型車と渡り合える強烈パフォーマンス
当時の最新テクノロジーを詰め込んで登場したRZ250のデビュー翌年に登場したのが、ヨーロッパ向けモデルのRD350LCを国内向けとしたRZ350。RZ250のボア径を10mm拡大し、排気量を347ccに拡大して45PSを発生。250よりも低中回転域で力強く街乗りが楽なうえ、高回転域ではより伸びやかで強烈なパワー特性を備えていた。
乾燥重量はわずか143kgで、パワーウエイトレシオも250の3.97kg/PSから3.17kg/PSに向上。400ccクラスだけでなく、そのひとクラス上の大型クラスのマシンと互角のパフォーマンスを発揮したことから「ナナハンキラー」の異名を取り、当時の若者に与えたインパクトは強烈だった。
ヤマハ「RZ350」注目ポイント

最高出力は当時の400cc車に並ぶ45PSを発揮。排気量アップの効果は大きく、250よりトルクも増し、扱いやすさも向上した。

独特なデザインのキャストホイールや、テーパー上のサイレンサーを持つ、多段膨張式のチャンバーは250と同じデザイン。

RD350LCとして海外で販売されたのち、国内でも市販開始。ブルーのグラフィックは2021年のXSR700でオマージュされた。

左右対称なデザインのメーターで、中央に各種インジケーター類を配置する。タコメーターのレッドゾーンは9500rpmから。
ヤマハ「RZ350」主なスペック・当時価格
全長×全幅×全高 | 2080×740×1085mm |
ホイールベース | 1365mm |
最低地上高 | 170mm |
シート高 | 785mm |
車両重量 | 143kg(乾燥) |
エンジン形式 | 水冷2スト・ピストンリードバルブ並列2気筒 |
総排気量 | 347cc |
ボア×ストローク | 64×54mm |
圧縮比 | 6.2 |
最高出力 | 45PS/8500rpm |
最大トルク | 3.8kg-m/8000rpm |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 | 16L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 26°50′ |
トレール | 101mm |
タイヤサイズ(前・後) | 3.00S18-4PR・3.50S18-4PR |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・ドラム |
当時価格(1981年) | 38万9000円 |
まとめ:オートバイ編集部