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【400cc名車解説】ヤマハ「RZ350」|爽快パワーと加速が自慢の“ナナハンキラー”!
ヤマハ「RZ350」特徴
大型車と渡り合える強烈パフォーマンス
当時の最新テクノロジーを詰め込んで登場したRZ250のデビュー翌年に登場したのが、ヨーロッパ向けモデルのRD350LCを国内向けとしたRZ350。RZ250のボア径を10mm拡大し、排気量を347ccに拡大して45PSを発生。250よりも低中回転域で力強く街乗りが楽なうえ、高回転域ではより伸びやかで強烈なパワー特性を備えていた。
乾燥重量はわずか143kgで、パワーウエイトレシオも250の3.97kg/PSから3.17kg/PSに向上。400ccクラスだけでなく、そのひとクラス上の大型クラスのマシンと互角のパフォーマンスを発...
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ヤマハ「RZ」の歴史を一気に振り返る! RZヒストリー(1980-1992)【Heritage&Legends】
1980年代を目前にロードレースの世界がワールドワイドになり、そこで日本メーカーが活躍したことで、軽量・高出力でスポーツ性の強いの2ストローク車に注目が集まった。一方の市販市場では、その2ストロークは環境対応で縮小傾向にあり、ヤマハもそれに倣う方向へとシフトしていた。 そして2ストロークモデルの開発販売が最後なら最良のものを…と投入されたヤマハRZ250/350が起爆剤となり、レーサーレプリカ熱とともに2ストスポーツを復権・発展させたのだ。当時のGPマシンと同排気量で1984年に発売されたRZV500Rはその究極点。その後、RZはレプリカ路線のRZ-R/RRを経て後期RZ-R/R1-Zで...