文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ヤマハ「XSR700」各部装備・ディテール解説

LEDヘッドライトを採用した現行型のXSR700。ライトケースのデザインは丸型で、従来からのイメージを変えずに進化している。

ネガポジ反転LCDメーターを採用。ギアポジションも表示可能で、フューエルゲージはコーヒーカップを模したデザインになっている。

MT-07と同タイプのセルボタンはキルスイッチと兼用となっているので、スイッチを下に押すことで始動となる。ハザードも標準装備だ。

左側もMT-07と同タイプ。スイッチ類自体は小さめの作りが特徴でスッキリしたレイアウト。右上のスライドスイッチはメーター表示の切り替え用。

ホワイトにブルーの子持ちラインはまさしくRZ350を思わせるグラフィック。ブラックの車体色のモデルにはゴールドのラインが入る。

クロスプレーンコンセプトに基づいて生まれた270度クランクの688ccパラレルツインエンジンを搭載。270度クランクの優しいパルス感が魅力の扱いやすいユニットだ。実用域で使用頻度が高い回転域(3000~6500rpm)での粘り強いトルクを重視しており、4~6速使用時はギアレシオとの相乗効果により、扱いやすいのが特徴だ。

エンジン直下にコンパクトにまとめられたショートサイレンサーのマフラーはMT-07と同様だが、エンドの形状は丸型を採用している。

ブレーキディスク径をΦ298mmに拡大し、形状をウェーブ→ラウンドタイプに変更。従来型オーナーから要望の多かった制動力を強化している。タイヤはミシュランのロード5。フロントキャリパーはADVICSの対向式4ピストンを採用する。フロントフォークはMT-07と比べて柔らかめの設定。

左右非対称デザインのスイングアームやリンク式リアショックなど、足まわりはMT-07と共通のもの。ホイールサイズはフロント3.50×17、リア5.50×17。

リンク式リアサスペンションは、ショックユニットをかなり前傾させて水平に近い配置に。リアサスのセッティングもMT-07と比べて柔らかめ。

レザー調とバックスキン調、2種類の表皮を使用した贅沢な造りのシート。ダブルステッチも入り、オーナーの所有する満足感も高まる。

丸型のLEDテールランプに加え、このモデルから前後のウインカーも細身のLEDに変更。これで灯火類はすべてLEDを採用することになった。
ヤマハ「XSR700」主なスペック・燃費・価格
全長×全幅×全高 | 2075×820×1130mm |
ホイールベース | 1405mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 835mm |
車両重量 | 188kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 688cc |
ボア×ストローク | 80.0×68.5mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 54kW(73PS)/8750rpm |
最大トルク | 67N・m(6.8kgf・m)/6500rpm |
燃料タンク容量 | 13L(無鉛レギュラーガソリン指定) |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24゜30′ |
トレール量 | 90mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W) |
燃料消費率 WMTCモード値 | 24.6km/L(クラス3・サブクラス3-2)1名乗車時 |
メーカー希望小売価格 | 100万1000円(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸