2017年の登場以来、幅広いユーザー層に支持されているスポーツヘリテージモデルのヤマハ「XSR700」。ここでは、軽量で乗りやすく、カジュアルに楽しめると評価の高いXSR700の魅力に触れていく。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

ヤマハ「XSR700」各部装備・ディテール解説

画像: LEDヘッドライトを採用した現行型のXSR700。ライトケースのデザインは丸型で、従来からのイメージを変えずに進化している。

LEDヘッドライトを採用した現行型のXSR700。ライトケースのデザインは丸型で、従来からのイメージを変えずに進化している。

画像: ネガポジ反転LCDメーターを採用。ギアポジションも表示可能で、フューエルゲージはコーヒーカップを模したデザインになっている。

ネガポジ反転LCDメーターを採用。ギアポジションも表示可能で、フューエルゲージはコーヒーカップを模したデザインになっている。

画像: MT-07と同タイプのセルボタンはキルスイッチと兼用となっているので、スイッチを下に押すことで始動となる。ハザードも標準装備だ。

MT-07と同タイプのセルボタンはキルスイッチと兼用となっているので、スイッチを下に押すことで始動となる。ハザードも標準装備だ。

画像: 左側もMT-07と同タイプ。スイッチ類自体は小さめの作りが特徴でスッキリしたレイアウト。右上のスライドスイッチはメーター表示の切り替え用。

左側もMT-07と同タイプ。スイッチ類自体は小さめの作りが特徴でスッキリしたレイアウト。右上のスライドスイッチはメーター表示の切り替え用。

画像: ホワイトにブルーの子持ちラインはまさしくRZ350を思わせるグラフィック。ブラックの車体色のモデルにはゴールドのラインが入る。

ホワイトにブルーの子持ちラインはまさしくRZ350を思わせるグラフィック。ブラックの車体色のモデルにはゴールドのラインが入る。

画像: クロスプレーンコンセプトに基づいて生まれた270度クランクの688ccパラレルツインエンジンを搭載。270度クランクの優しいパルス感が魅力の扱いやすいユニットだ。実用域で使用頻度が高い回転域(3000~6500rpm)での粘り強いトルクを重視しており、4~6速使用時はギアレシオとの相乗効果により、扱いやすいのが特徴だ。

クロスプレーンコンセプトに基づいて生まれた270度クランクの688ccパラレルツインエンジンを搭載。270度クランクの優しいパルス感が魅力の扱いやすいユニットだ。実用域で使用頻度が高い回転域(3000~6500rpm)での粘り強いトルクを重視しており、4~6速使用時はギアレシオとの相乗効果により、扱いやすいのが特徴だ。

画像: エンジン直下にコンパクトにまとめられたショートサイレンサーのマフラーはMT-07と同様だが、エンドの形状は丸型を採用している。

エンジン直下にコンパクトにまとめられたショートサイレンサーのマフラーはMT-07と同様だが、エンドの形状は丸型を採用している。

画像: ブレーキディスク径をΦ298mmに拡大し、形状をウェーブ→ラウンドタイプに変更。従来型オーナーから要望の多かった制動力を強化している。タイヤはミシュランのロード5。フロントキャリパーはADVICSの対向式4ピストンを採用する。フロントフォークはMT-07と比べて柔らかめの設定。

ブレーキディスク径をΦ298mmに拡大し、形状をウェーブ→ラウンドタイプに変更。従来型オーナーから要望の多かった制動力を強化している。タイヤはミシュランのロード5。フロントキャリパーはADVICSの対向式4ピストンを採用する。フロントフォークはMT-07と比べて柔らかめの設定。

画像: 左右非対称デザインのスイングアームやリンク式リアショックなど、足まわりはMT-07と共通のもの。ホイールサイズはフロント3.50×17、リア5.50×17。

左右非対称デザインのスイングアームやリンク式リアショックなど、足まわりはMT-07と共通のもの。ホイールサイズはフロント3.50×17、リア5.50×17。

画像: リンク式リアサスペンションは、ショックユニットをかなり前傾させて水平に近い配置に。リアサスのセッティングもMT-07と比べて柔らかめ。

リンク式リアサスペンションは、ショックユニットをかなり前傾させて水平に近い配置に。リアサスのセッティングもMT-07と比べて柔らかめ。

画像: レザー調とバックスキン調、2種類の表皮を使用した贅沢な造りのシート。ダブルステッチも入り、オーナーの所有する満足感も高まる。

レザー調とバックスキン調、2種類の表皮を使用した贅沢な造りのシート。ダブルステッチも入り、オーナーの所有する満足感も高まる。

画像: 丸型のLEDテールランプに加え、このモデルから前後のウインカーも細身のLEDに変更。これで灯火類はすべてLEDを採用することになった。

丸型のLEDテールランプに加え、このモデルから前後のウインカーも細身のLEDに変更。これで灯火類はすべてLEDを採用することになった。

ヤマハ「XSR700」主なスペック・燃費・価格

全長×全幅×全高2075×820×1130mm
ホイールベース1405mm
最低地上高140mm
シート高835mm
車両重量188kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量688cc
ボア×ストローク80.0×68.5mm
圧縮比11.5
最高出力54kW(73PS)/8750rpm
最大トルク67N・m(6.8kgf・m)/6500rpm
燃料タンク容量13L(無鉛レギュラーガソリン指定)
変速機形式6速リターン
キャスター角24゜30′
トレール量90mm
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W)
燃料消費率 WMTCモード値24.6km/L(クラス3・サブクラス3-2)1名乗車時
メーカー希望小売価格100万1000円(消費税10%込)

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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