カワサキの名車「GPZ900R」の初代は1984年に登場し、2024年にNinjaブランドは40周年を迎えた。この記事では初代「GPZ900R」の特徴と、後継機種について紹介しよう。
まとめ:オートバイ編集部
まとめ:オートバイ編集部
カワサキ「GPZ900R」の系譜
GPZ900R(A1)/1984年

輸出車
初代モデル。コンパクトなサイドカムチェーン式の水冷DOHC4気筒ユニットを採用。これにエンジンを強度部材の一部としたスチールダイヤモンドフレームを組み合わせ、軽快な操縦性と優れた高速安定性を実現。パワーは実に115PSを誇り、空力特性に優れたフルカウル効果もあいまって、最高速は240km/hを突破。見事に世界最速の座を手にした。写真は「ニンジャ」の名を冠したUS仕様。
GPZ900R(A2)/1985年

輸出車
映画『トップガン』の劇中車のベースとなったエボニー×レッドのカラーがUS仕様に登場。南ア向けにはライムグリーンも登場した。
GPZ900R(A3)/1986年

輸出車
シリーズイメージの共通化が図られ、GPZ600R/400Rと同様のカラーグラフィックが採用された。性能やスペックに変更はない。
GPZ900R(A4)/1987年

輸出車
鮮やかなファイアークラッカーレッド×ギャラクシーシルバーのニューカラーが登場。主なスぺックに変更はない。
GPZ900R(A5)/1988年

輸出車
人気色のひとつとなるエボニー(ブラック)×パールコスミックグレーが追加され、カラーラインアップは3色になった。
GPZ900R(A6)/1989年

輸出車
フロント16インチモデルの最終型。エボニーの車体色はグラフィックとホイールのカラーがゴールドとなり、精悍さを増した。