ライター
’90年代のブームからリアルタイムでZシーンの変化を見てきた老舗・寺田モータース【Heritage&Legends】
その創業は1963年。古くは国内外のバイクを販売し、1990年からはH-Dディーラーとして関西のバイク屋街として知られる兵庫・尼崎で看板を掲げ続けた老舗・寺田モータース。そんな同店は、2019年からは改めてカワサキZ系の中古車販売とメンテ&チューニングを再開している。若い頃からそんな現場を見続けてきたという二代目・寺田史郎代表に、ショップの歴史から見えるZの“今”を聞いた。※本企画はHeritage&Legends 2021年5月号に掲載された記事を再編集したものです。
ライター
寺田モータースZ750Four(カワサキZ750Four)長くZを楽しみ続けてほしいという気持ちを反映する【Heritage&Legends】
ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage & Legends
行き場のなくなった車両を整備しカスタムまで対応
生産から40~50年に渡る空冷Zの車歴。当然と言うのも少しはばかられるが、ワンオーナーだったり、ひとつのショップでずっと面倒を見てこられたり…というケースはごくまれだといっていいだろう。国内展開をしていたナナハンのZ2/Z750シリーズならまだしも、輸出車だったZ1/Z900・1000シリーズはよほどのケースでないとない。少し譲って、国内に入ってきた輸入時点(それにしても基本的には中古車両だ)を起点としても同様だろう。
フルレストアやコンプリート化によってすべてをリフレッシュした...