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カワサキ「750SSマッハIV(H2)」1972年|世界最速にこだわったカワサキの意地の結晶!【昭和の名車解説】
カワサキ「750SS マッハ IV(H2)」特徴
堂々200km/h超えでCBから世界最速の座を奪還
世界最速の称号にこだわっていたカワサキは、1968年に2スト3気筒エンジンを搭載する500SSマッハIII(H1)を発売。軽量スリムな車体に60PSの強力なエンジンを搭載、ピーキーなパワー特性から「じゃじゃ馬」と呼ばれたが、当時世界最速のマシンとして注目を集めた。
しかし、翌1969年にはホンダからドリームCB750フォアが登場、世界最速の称号を奪われてしまう。これを奪還するために送り込まれた刺客が、カワサキ初のナナハンとなった750SSマッハIV(H2)である。排気量を748ccに拡大...