ライター
【絶版名車インプレッション】YAMAHA RD350(1973年)
軽くて速くて曲がって… 操作の面白さはピカイチ
エンジンのパワーバンドを使った走り方。スロットル、クラッチ、シフトの連携。意図的な逆操舵によるコーナリングなど、オートバイを「操る」という面白さ、難しさを16歳の僕に教えてくれたのが73 年型のRD350。
逆に「オートバイとはこういうものだ」と刷り込まれたのかもしれない。いまだにライダーの意志に素早く反応するハンドリングや、回転によって表情を変えるエンジン特性が好みなのはRDから受けた影響が大きいのだろう。
僕がRD350を選んだのは、たまたま程度が良くて安く買える車両があったからで、ヤマハ党だったわけでも、2ストファンだったわけでもない...