スズキを、いや日本を代表するメガスポーツが生誕25周年を迎えた。ハヤブサはアルティメットスポーツとして生まれ、そのキャラクターはブレずに継続中。ハヤブサに乗ると、降りたくなくなる。ハヤブサで走ると、旅に出たくなる。
文:中村浩史/写真:折原弘之

スズキ「ハヤブサ」カラーバリエーション

ブリリアントホワイト×パールビガーブルー

画像1: スズキ「ハヤブサ」カラーバリエーション

グラススパークルブラック×マットブラックメタリックNo.2

画像2: スズキ「ハヤブサ」カラーバリエーション

サンダーグレーメタリック×キャンディダーリングレッド

画像3: スズキ「ハヤブサ」カラーバリエーション

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スズキ「ハヤブサ」各部装備・ディテール解説

画像3: SUZUKI Hayabusa 総排気量:1339cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:800mm 車両重量:264kg 税込価格:215万6000円

SUZUKI Hayabusa

総排気量:1339cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:800mm
車両重量:264kg

税込価格:215万6000円


エンジンは第二世代から排気量アップして1340ccへ

画像1: スズキ「ハヤブサ」各部装備・ディテール解説

力があって頑丈、を初代から貫いているハヤブサの水冷4気筒エンジン。最新の排出ガス規制をクリアして、基本的には先代のエンジンを引き継いでいるが、ヘッドカバーやケースカバー以外はほぼ新作パーツで中身を一新、新設計エンジンと呼んでも差し支えないのだという。エンジンブレーキコントロール、トラクションコントロール、アンチリフトやパワーモードセレクター、クルーズコントロールや双方向クイックシフトなどを搭載。


アルミツインチューブフレームに倒立フォークとモノサスを組み合わせる

画像2: スズキ「ハヤブサ」各部装備・ディテール解説

第二世代のメインフレームを継承しつつ、シートレールを新デザインとし、軽量化も果たした。開発途中にはもっとスパスパと斬れるハンドリングのスーパースポーツ的フレームもあったというが、ハヤブサらしくないキャラクターということで、従来のコンセプトをキープすることになったのだという。車体構成、前後サスペンションや車体サイズまで、第二世代のハヤブサとほぼ同一だが、ハンドリングのキャラクターをかなり変えているようだ。


高級車の豪華さを目指したメーターパネル

画像3: スズキ「ハヤブサ」各部装備・ディテール解説

左から燃料計、タコメーター、液晶ディスプレイ、スピードメーター、水温計が並ぶ見やすく美しいメーター。中央の液晶部にギアポジション、パワーモード、トラクションコントロールなどを表示。


画像: 4in2レイアウトの左右2本出しマフラー。ボディのサイドデザインでは、メッキ部分のルーバーモールからマフラーにかけてラインを描くことで力感を表現している。

4in2レイアウトの左右2本出しマフラー。ボディのサイドデザインでは、メッキ部分のルーバーモールからマフラーにかけてラインを描くことで力感を表現している。

画像: クラッチ操作なしにシフトアップ&ダウンが可能なクイックシフト。シフト操作の反応を2種類に設定でき、OFFにもできる。シフト操作は軽く、確実な操作感だ。

クラッチ操作なしにシフトアップ&ダウンが可能なクイックシフト。シフト操作の反応を2種類に設定でき、OFFにもできる。シフト操作は軽く、確実な操作感だ。

画像: Φ320mmローターにブレンボ製4ピストンキャリパーをラジアルマウント。フォークはΦ43mmのKYB製倒立で、プリロード/圧伸側減衰調整可能なフルアジャスタブル。

Φ320mmローターにブレンボ製4ピストンキャリパーをラジアルマウント。フォークはΦ43mmのKYB製倒立で、プリロード/圧伸側減衰調整可能なフルアジャスタブル。

画像: やはりシングルシートカウルつきの姿がハヤブサらしいが、座面が広いタンデムシートは荷物の積載性もかなりいい。同じくライダー側も座面が広く、快適性が高い。

やはりシングルシートカウルつきの姿がハヤブサらしいが、座面が広いタンデムシートは荷物の積載性もかなりいい。同じくライダー側も座面が広く、快適性が高い。

画像: タンデムシート下に標準装備のETC2.0車載器が搭載されている。タンデムシート裏のフックにヘルメットのDリングをかけて使用するヘルメットホルダーを2つ装備。

タンデムシート下に標準装備のETC2.0車載器が搭載されている。タンデムシート裏のフックにヘルメットのDリングをかけて使用するヘルメットホルダーを2つ装備。

画像: ヘルメットホルダーは外部になく、タンデムシート裏のフックにDリングをひっかけて使用する。左右両側に装備されているため、タンデムライダーの分もOK。

ヘルメットホルダーは外部になく、タンデムシート裏のフックにDリングをひっかけて使用する。左右両側に装備されているため、タンデムライダーの分もOK。

画像: 初代、第2世代、そして現行モデルと、テールカウルとテールランプデザインが大きく変更されている。エクステリアデザインは高級セダンをイメージしている。

初代、第2世代、そして現行モデルと、テールカウルとテールランプデザインが大きく変更されている。エクステリアデザインは高級セダンをイメージしている。

スズキ「ハヤブサ」実測燃費

画像: タンクカバー前半部はエアボックスが占め、後半にフューエルタンク部がある。タンク容量は20L。今回の平均燃費は一般道、高速道路約600kmを走行して約20km/L。

タンクカバー前半部はエアボックスが占め、後半にフューエルタンク部がある。タンク容量は20L。今回の平均燃費は一般道、高速道路約600kmを走行して約20km/L。

スズキ「ハヤブサ」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2180×735×1165mm
ホイールベース1480mm
最低地上高125mm
シート高800mm
車両重量264kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量1339cc
ボア×ストローク81.0×65.0mm
圧縮比12.5
最高出力138kW(188PS)/9700rpm
最大トルク149N・m(15.2kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量20L
変速機形式6速リターン
キャスター角23゜
トレール量90mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・190/50ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格215万6000円(消費税10%込)

文:中村浩史/写真:折原弘之

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