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【ハヤブサvsスーパーブラックバードvsZZR1100】最強・最速の称号を手に入れるためしのぎを削った3モデル達【花の90年代組】
かつてない速度領域を求めて生み出されたメガスポーツ
80年代は各メーカーがレーサーレプリカを市場に投入する一方で逆輸入車の普及も進み、次々とニューモデルが投入されていった。リッタークラスにおいても高性能化、ハイパワー化の波が訪れるのである。
カワサキは86年にGPZ900Rを発展させる形でGPZ1000RXを、88年にはアルミフレームを採用したZX-10を投入。そして、90年にメガスポーツブームのきっかけとなるZZR1100をデビューさせた。
それまで市販車では不可能とされていた最高速度300㎞/hを目標に開発されたが、市街地やタイトなワインディングでも苦にならない常用域のフレキシビリテ...