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スズキ「GSX250E」歴史解説|250cc専用設計で実現された扱いやすさが魅力(1980年)
スズキ「GSX250E」の歴史・特徴
当時は、メカニズム的に急速に進化していた時代で、単気筒より2気筒が、2気筒よりマルチが、OHCよりDOHC、2バルブより3バルブや4バルブが高性能でエライとされ、それが販売台数にも直結していた。今でこそ当たり前になったDOHC4気筒というエンジンパッケージも、当時は大きさとコストを許容できる大型車への採用が中心で、中型クラスでは1979年のカワサキZ400FXにようやく採用されたレベルだった。
そんな状況の中、400cc以上にサイズやコストの制約が厳しい250ccクラスで、スズキ初の4スト250ccモデルに採用されたのは、TSCCと呼ばれる独自の燃焼...