ライター
ホンダ車のDCT〈デュアル・クラッチ・トランスミッション〉とは? 仕組みやメリットを簡単に解説【現代バイク用語の基礎知識】
DCTは、トランスミッションの新時代を切り拓いた!
【主な機能・効果】
1.オートマチック感覚のイージードライブができる
2.シフトチェンジの高効率化
バイクに対するニーズが多様化する先進諸国において、「操作が簡単で、快適に楽しく走れる」という要望に応えるべくホンダが開発したのが、DCT「デュアル・クラッチ・トランスミッション」。
既存の有段式トランスミッションをベースに自動発進、自動変速を実現したもので、大排気量スポーツバイクにも対応できる点が大きな特徴だ。
すでに四輪で実用化されていたものを世界で初めて二輪向けに転用したもので、メインシャフトを二重構造としてそれぞれにクラッチを連結し...
ライター
革新的トランスミッション「DCT」って??『HONDA NC750X/ABS/DCT ABS』(2014年)#試乗インプレ
たった76㏄の排気量拡大で印象が激変した
デビュー当初、このNCシリーズは700という排気量だった。
これは初期の試作エンジンが、小型乗用車「フィット」用の4気筒エンジンを半分にしたことが主な理由だったようだが、当初から750も検討されていたらしい。
マイナーチェンジで晴れて750となったが、正確な排気量はNC700が669㏄、NC750は745㏄。
車名では50㏄の違いが、実際の排気量差では76㏄と大きく、その分パワーとトルクも増大している。
試乗したXはDCT仕様。もともとDCTと相性が良かったが、さらに力強くなった新エンジンとのマッチングは絶妙。
イージーなだけでなく、ゆっくりソロ...