ライター
ホンダの"ビッグバン"誕生前から、アメリカのダートトラックで流行った不等間隔近接爆発・・・"ツイングリング"を皆さんはご存知でしょうか?
MotoGP成立以前からロードレースGPファンだった方であれば、1992年以降にホンダがGP500ccクラス用のNSR500に導入した不等間隔近接爆発、いわゆる「ビッグバン」エンジンをご記憶と思います。ただこの不等間隔近接爆発のアイデアは1992年からさかのぼること10年前、アメリカの国技とも呼べるモータースポーツであるダートトラック界ではすでに実戦投入されていました。彼の国の人々はその技術を、Twingling・・・ツイングリングと呼んでいました。文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)※この記事はウェブサイト「ロレンス」で2024年10月24日に公開されたものを一部編集し転載しています。
ライター
組み手やチューナーの狙いを助けニンジャの寿命や性能を高める内燃機加工|DiNx(ディンクス)【Heritage&Legends】
ニンジャをニンジャたらしめるロッカーアーム式水冷DOHC4バルブ908ccの直4エンジン。走れば、経年すれば緩やかに性能は落ちていくが、周知のようにレストアやチューニングで標準状態やそれ以上に戻すことは可能だ。そして組み手やチューナーが行うその作業を支えるのは、ボーリングやバルブまわりの加工=内燃機加工だ。ウエットライナー式という2輪ではまれな形式のニンジャエンジンにはどんな作業が施されるのか。DiNx(ディンクス)でその概要を見せてもらった。※本企画はHeritage&Legends 2023年4月号に掲載された記事を再編集したものです。
ライター
図解で分かる! 2ストロークエンジン 4つの基本形式|軽量&シンプル&高効率な特性を今後も楽しむために知っておきたいこと
部品点数が少なくて済むことから来るコンパクトさと軽さ、シンプルさ。4ストロークのクランクシャフト2回転ごとの半分、1回転ごとに燃焼行程があることから来る高効率。一部競技車用を除き、21世紀の今では新型が手に入らなくなった2ストロークエンジン搭載車だが、多くの再生・延命手法が現れ、さらに新たな考えによって、エンジン=内燃機関の行く先にも次の展開が起こるきっかけを作りそうだ。そのためには、現存する2ストロークエンジンを今どう扱っていくかが、カギになる。まずは2ストロークエンジンの4つの基本形式を確認してみよう。※本企画はHeritage&Legends 2021年10月号に掲載された記事を再...